Google検索がお気に入り情報源の優先表示を世界展開へ
- 藤崎 翔太

- 2025年12月12日
- 読了時間: 3分

Googleが検索の「Preferred Sources」を世界展開し、好みの情報源を優先表示できる機能を提供する。周辺機能の強化も進む。
Googleは12月10日、検索サービスにおける新機能「Preferred Sources」を世界中で提供すると発表した。この機能は、ユーザーが信頼するニュースサイトやブログを指定し、その情報源を検索結果上部で優先表示できるものだ。米国などで先行提供されていたが、今後数日で英語ユーザー向けに拡大し、2025年初頭までにすべての対応言語で利用できるようになる見通しだ。
検索結果に“自分専用の優先順”を設定
Googleが提供する「Preferred Sources」は、検索結果の上部に表示される「Top storie(日本ではトップニュース)」などの領域で、ユーザーが指定した情報源を優先的に表示する機能だ。従来はアルゴリズムに基づいた表示順が基本だったが、この機能によりユーザー側の選好が強く反映されるようになる。登録したメディアが新しい情報を発信した場合、より目につきやすい位置に出るため、検索体験の改善が期待される。

英語圏から全言語へ
同機能は米国やインドなどで先行して運用されていたが、今回の発表で世界展開が正式に決まった。まずは今後数日で英語を使用するユーザーに提供され、その後、2025年初頭にかけてすべての対応言語に拡大する計画だ。これにより、地域や言語に依存せず、誰でも好みの情報源を設定できる環境が整う。
信頼性向上へのアプローチ
Googleは検索の透明性向上やメディアとの関係改善にも触れており、Preferred Sourcesはその一環と位置づけられている。ユーザーが信頼するソースを自ら選び、検索に反映させることで、誤情報やノイズに埋もれない情報への到達性が高まるとGoogleは説明している。メディア側にとっても、ユーザーと直接的な接触機会を増やす新たな導線となり得る。
シンプルな設定だけで反映
利用方法はシンプルで、Googleアカウント内の設定からお気に入りのメディアを選ぶだけで機能が有効になる。設定後は検索結果のトップニュース枠に優先して表示される仕組みだ。ユーザーは複数の情報源を登録できるため、日常的にフォローするメディアをひとまとめに管理しやすくなる。
購読、AIリンク、Webガイドを統合改善
GoogleはPreferred Sourcesの発表と並行して、情報アクセス全体を改善する複数のアップデートも行っている。
購読コンテンツへのアクセス改善
ニュース購読リンクをハイライト表示する機能を導入し、ユーザーが購読する媒体を専用カルーセルで確認しやすくする。数週間以内にGeminiアプリから提供を開始し、その後AIオーバービューやAIモードにも展開される予定だ。
AIモード内のリンクを最適化
AIモードのインラインリンク数を増やし、デザインも刷新する。さらに、リンクをクリックするメリットを簡潔に伝える説明文を追加し、情報の信頼性と利便性を高める。

Webガイドの高速化と拡張
AIが関連性の高いリンクを整理する「Webガイド」もアップデートされた。速度が2倍に向上し、実験ユーザーに対しては検索結果の「すべて」タブにも広く表示されるようになった。複雑な検索条件や広範な調査にも対応しやすくなる。

(Source:Google)


