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2025年スマホ出荷数でアップルが首位奪還、サムスンは2位後退 市場は2年連続成長

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 1月14日
  • 読了時間: 3分


2025年の世界スマホ出荷数は前年比2%増。アップルがシェア20%で首位に立ち、サムスンは2位、シャオミが3位となった。




調査会社Counterpoint Researchが発表した2025年の速報データによると、世界のスマートフォン出荷台数は前年比で2%増加し、2年連続の成長を記録した。長らく首位を争ってきたアップルとサムスンの順位が入れ替わり、アップルが世界シェア1位の座を奪還した。


アップル、iPhone 17シリーズの好調でシェア20%に

2025年、アップルは出荷台数を前年比10%増加させ、トップ5社の中で最大の伸び率を見せた。世界で出荷されたスマートフォンの5台に1台がiPhone(シェア20%)という計算になる。 背景には、日本やインド、東南アジアでのiPhone 16の根強い人気に加え、最新のiPhone 17シリーズに対する需要の高さがある。また、パンデミック期に購入された端末の買い替えサイクルが2025年に重なったことも、追い風になったと分析されている。


image:Counterpoint
image:Counterpoint

サムスンは2位後退も、プレミアム・中価格帯ともに堅調

首位の座を譲ったサムスンだが、出荷台数自体は前年比5%増と堅実な成長を維持した。 フラッグシップの「Galaxy S25」シリーズや折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold7」が前モデルを上回る売れ行きを見せ、プレミアム市場での存在感を誇示した。あわせて中価格帯の「Galaxy A」シリーズも需要を伸ばし、全方位での強さを見せている。


躍進するGoogleとNothing、激化する3位以下の争い

3位はシェア13%を維持したシャオミで、南米や東南アジア市場での安定した強さが光った。4位と5位では入れ替わりがあり、インドで好調だったvivoが、中国やアジア太平洋地域で苦戦したOPPOを抜いて4位に浮上した。 また、トップ5圏外ながら注目すべきはGoogleとNothingだ。それぞれ前年比25%増、31%増という驚異的な成長を遂げており、既存の勢力図に食い込む勢いを見せている。


今後の展望:部品コスト高騰が成長に影を落とすか

2025年は好調に終わったが、2026年の見通しは楽観視できない。半導体メーカーがAIデータセンター向けの供給を優先している影響で、スマホ向けのメモリ(DRAM/NAND)不足とコスト上昇が懸念されている。 Counterpointは、部品高騰に伴う端末価格の値上げがすでに始まっているとして、2026年の出荷予測を3%下方修正している。


「AI需要」と「コスト」の板挟みになるスマホ市場

2025年の結果は、ブランド力を持つアップルが買い替え需要を確実に取り込んだ形となった。しかし、今後の焦点は「スペック競争」から「AI実装とコスト管理」に移るだろう。 特に半導体リソースがAIサーバーに奪われる現状では、メーカーはこれまで以上に利益率の確保と価格設定のバランスに苦慮することになる。2026年は、単なる出荷台数の奪い合いではなく、高騰するコストをいかに付加価値(AI機能など)に転換し、ユーザーに納得感を与えられるかが勝敗を分ける鍵になりそうだ。


(Source:Counterpoint)



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