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折りたたみ式iPhoneのディスプレイサイズが判明

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 7月24日
  • 読了時間: 2分

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5.5インチの外部ディスプレイと7.8インチの内部ディスプレイを搭載する見通し




さまざまなテクノロジー産業(半導体、ディスプレイ技術、グリーンエネルギー、ICTアプリケーションなど)の市場調査と洞察に特化した企業であるTrendForce社は、折りたたみ式スマートフォン市場の予測を発表した。



折りたたみスマートフォン市場の現状と見通し

TrendForceの予測によると、折りたたみ式スマートフォンの2025年の出荷台数は1,980万台に達し、市場浸透率は2024年と同水準の約1.6%を維持する見通しである。成長率は鈍化しているが、技術革新と価格低下が進み、中高価格帯スマートフォンにおける主要なイノベーションとして位置付けられている。メーカー各社は2026年以降の急成長に備え、開発体制や製品ラインナップの強化を進めている。



サムスンの独走に陰り

サムスンは折りたたみスマートフォン市場をリードし、「Galaxy Z Fold 7」でヒンジ構造や折り目の改善を進めているが、他社の攻勢により優位性が揺らぎつつある。TrendForceは同社の市場シェアが2024年の45.2%から2025年には35.4%に低下すると予測している。Huaweiは中国市場を中心に勢いを維持し、2025年には34.3%のシェアで2位につける見通しである。さらにHonorやLenovo(Motorola)は中~高価格帯市場への拡大により、それぞれ9.1%と7.6%まで成長するとされる。XiaomiはMIX Flipでコンパクト市場に注力し、5.1%に上昇する見込みである。OPPOやvivoなど他のブランドも合計で8.5%を占めると予想され、多様で競争の激しい市場環境が形成されつつある。



アップルの折りたたみスマホ参入が市場を変える可能性

2026年には市場の状況が大きく変化する可能性がある。TrendForceは、アップルが2025年後半に初の折りたたみ式スマートフォンを発売する可能性が高いと指摘している。このデバイスは、5.5インチの外部ディスプレイと7.8インチの内部ディスプレイを搭載する見通しである。仮にこれが実現すれば、アップルの参入は消費者の折りたたみ式デバイスに対する関心と受容を大きく高めるとみられ、特にハイエンド層においてその影響が顕著になると考えられる。



Appleの参入によって折りたたみ式スマートフォン市場が再び注目を集めているが、裏を返せば、スマートフォンというデバイス自体の進化が限界に達しつつあることの証左ともいえる。今後は、OpenAIが開発を進めるAIデバイスのように、これまでの枠組みにとらわれない新しい形のデバイスが登場し、次の革新をもたらすことに期待したい。


(Source:TrendForce)


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