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Apple、折りたたみ型iPhone「Duo」を発表

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
4 時間前
読了時間: 5分


Appleが初の折りたたみ型iPhone「Duo」を発表。7.6インチの大画面とA20 Proを搭載し、10月23日に発売する。




Appleは日本時間9月10日、初の折りたたみ型iPhoneとなる「iPhone Duo」を発表した。米カリフォルニア州クパティーノで公開されたもので、開いた状態では歴代iPhoneの中で最も薄く、7.6インチのインナーディスプレイと5.4インチのアウターディスプレイを備える。チップにはA20 Proを採用し、ゲームや複数アプリの同時利用を想定した性能設計とした。予約受付は10月16日午後9時(日本時間)から、販売は10月23日から日本を含む70以上の国と地域で始まる。



2枚のディスプレイを組み合わせた構造

本体を閉じた状態では片手で扱えるサイズで、5.4インチのアウターディスプレイはiPhone 18 Proの表示領域の約90%にあたる。開くと7.6インチのインナーディスプレイとなり、iPhone 18 Pro Maxより約50%広い表示面積を確保する。両ディスプレイは同じアスペクト比を採用しており、開閉時にコンテンツの比率が保たれる仕組みだ。表面にはNano-texture仕上げを施し、映り込みを抑えている。インナーディスプレイの下にはFaceTimeカメラを内蔵し、非使用時は表示に影響しない設計とした。屋外のピーク輝度は最大3,000ニト。年内にはApple Pencil(USB-C)への対応も予定する。



耐久性への対応

本体にはグレード5チタニウムを使用し、ヒンジカバーは3Dプリント製とした。背面はCeramic Shieldで保護し、前面のCeramic Shield 2は従来モデル比で耐擦傷性能を3倍に高めたとしている。IEC規格60529に基づくIP68等級(水深6メートルで最大30分)の防沫・防塵性能にも対応する。ヒンジは100以上の部品で構成され、開閉時の中央支持と耐久性を両立させた構造とした。



カメラとAIによる撮影支援

背面には48MP Fusionメインカメラを搭載し、最大48MP解像度での撮影のほか、通常はファイルサイズを抑えた24MPで記録する。光学2倍相当の望遠撮影にも対応する。A20 Pro上で動作するオンデバイスAIモデルがシーンをリアルタイムに解析し、被写体がポーズを取ったタイミングで自動的にシャッターを切る「スマート撮影」機能を新たに搭載した。このほか、アウターディスプレイにプレビューを表示する「Duo Preview」や、外側の画面を使って通話に参加できる「Duo FaceTime」など、2画面構成を前提とした機能を備える。動画は4K 120fpsのドルビービジョン撮影に対応する。



iOS 27とマルチタスキング

搭載するiOS 27では、開いた状態で2つのホーム画面が表示され、左側にウィジェットを並べたToday Viewを配置できる。新機能「Split View」では、iPhoneとして初めて2つのアプリを画面上に並べて表示できるようになった。同じアプリで2つのウィンドウを開くことや、片方の画面でSiri AIと対話しながらもう片方で作業することも可能とした。本体を伏せて置くとスタンバイモードに切り替わり、時計やウィジェット、写真などを表示する。


A20 ProとSiri AI

チップはiPhone 18 Proと同じA20 Proを採用し、新設計のベイパーチャンバーによる熱管理と組み合わせることで、iPhone 17 Pro比で高負荷時の性能持続を最大35%高めたとしている。6コアCPUは前世代比で最大20%、7コアGPUは最大40%高速とした。オンデバイスAI処理を担うNeural Engineは16コア×2構成となり、演算能力を従来の2倍に引き上げた。

AI機能としては、iOS 27のベータ版から新しいSiriである「Siri AI」を利用できる。メッセージやメール、写真など端末内の情報を横断して検索したり、画面に表示されている内容に基づいて質問に答えたりする機能を持つ。Apple Intelligenceは日本語を含む16言語に対応する予定で、9月14日にiOS 27で提供が始まる。Siri AIは英語から提供を開始し、日本語やフランス語、韓国語などへの対応は10月を予定するとした。



発売日と価格(日本での展開)

日本での価格はストレージ256GB/512GB/1TB/2TBの4構成で、税込364,800円から。36回払いの場合は月額10,133円からとなる。カラーはスターホワイトとナイトスカイの2色。予約受付は10月16日午後9時(日本時間)から、販売開始は10月23日で、日本、米国、英国、韓国、中国など70以上の国と地域が対象国に含まれる。それ以外の28の国と地域では10月30日から販売する。

対応アクセサリとして、キックスタンド一体型の「iPhone Duoフォリオ」(税込24,800円)と、2パーツ構成の「iPhone Duoケース」(税込14,800円)も10月16日から注文を受け付ける。基本ソフトはiOS 27.1が必要となる。


スペック表

項目

内容

チップ

A20 Pro(6コアCPU、7コアGPU、16コア×2 Neural Engine)

インナーディスプレイ

7.6インチ Super Retina XDR(対角7.58インチ)

アウターディスプレイ

5.4インチ Super Retina XDR(対角5.36インチ)

ピーク輝度(屋外)

最大3,000ニト

背面カメラ

48MP Fusionメイン/48MP Fusion超広角/光学2倍相当望遠

動画撮影

4K 120fpsドルビービジョン対応

本体素材

グレード5チタニウム、Ceramic Shield(背面)/Ceramic Shield 2(前面)

防水・防塵

IP68等級(水深6m、最大30分)

バッテリー(動画再生)

インナー使用時 最大31時間/アウター使用時 最大44時間/均等使用時 最大24時間

急速充電

有線約20分で最大50%、ワイヤレス(MagSafe/Qi2)約30分で最大50%

通信

eSIM専用、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread(N1チップ)、C2モデム

対応OS

iOS 27.1以降

カラー

スターホワイト/ナイトスカイ

ストレージ

256GB/512GB/1TB/2TB

日本価格

364,800円(税込)から、または月額10,133円(税込)×36回

予約開始

2026年10月16日 21:00(日本時間)

発売日

2026年10月23日(日本含む70以上の国と地域)


Appleの参入が折りたたみ市場の転換点になるか

折りたたみスマートフォン市場はこれまでサムスンやGoogle、Motorola、さらにHonorやOPPO、ファーウェイといった中国メーカーが主導してきた分野であり、Appleにとっては後発参入となる。調査会社が2026年の折りたたみ端末の世界出荷台数について二桁の伸び率を予測する中、Appleの参入自体がその成長を押し上げる要因になるとの見方も出ている。

一方で、36万円を超える価格や、名称の「Duo」が「1枚の画面になる初の折りたたみ」という説明文と矛盾するとの指摘、実機の重量に対する懸念など、発表直後から賛否が分かれる反応も見られる。発売は10月23日で、それまでの約1ヶ月半は先行して市場に出回る「iPhone 18 Pro」シリーズの評判や実機レビューが判断材料として蓄積される期間になる。折りたたみという新しいフォームファクターをAppleがどこまで一般層に広げられるかが、今後のスマートフォン市場の焦点になりそうだ。


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