Appleのスマートグラス、少なくとも4種類のデザインをテスト中──高級素材を採用へ
- 藤崎 翔太

- 5 日前
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Appleがスマートグラスの開発を進めており、少なくとも4種類のフレームデザインを検討中であることがわかった。素材にはアセテートを採用する方針とされる。
米Appleの動向を継続的に報じるBloombergのMark Gurman記者は、4月12日付のニュースレター「Power On」で、Appleがスマートグラスのフレームデザインとして少なくとも4種類のスタイルを社内でテストしていると報じた。
スマートグラスの概要
このデバイスは拡張現実(AR)機能を持たない、いわゆるスマートグラスだ。カメラ、マイク、各種センサーを内蔵し、スマートフォンへの通知確認、写真・動画の撮影、音楽の再生、SiriやVisual Intelligenceなどのアシスタント機能への対応が想定されている。動作にはiPhoneとの接続が必要で、機能的にはApple WatchとAirPodsを組み合わせたような位置づけとなる。
テスト中の4つのデザイン
現在テストが進んでいるフレームデザインは以下の4種類とされる。
レイバン・ウェイファーラーに似た、大きめの長方形フレーム
ティム・クックCEOが着用するような、細身の長方形フレーム
大きめの楕円形または円形フレーム
小さめで細身の楕円形または円形フレーム
カラーバリエーションとしてはブラック、オーシャンブルー、ライトブラウンが検討されている。2015年のApple Watch発売時と同様に、複数のデザインとカラーを同時に展開する形を想定しているとされる。
素材と外観の特徴
フレーム本体の素材には一般的なプラスチックではなくアセテートが採用される見通しだ。また、前面に配置されるカメラは楕円形のパターンに並べられ、インジケーターライトで囲まれる設計とされる。Appleは外観を一目でApple製とわかるデザインにすることを目標としているという。
発売時期・価格
発売時期については、2026年中または2027年初頭に発表され、実際の発売は2027年春から夏になると報じられている。価格については現時点で情報がない。
ARなき「Apple Glass」が示すもの
今回の報道で注目されるのは、Appleがまず機能を絞ったシンプルなスマートグラスから市場参入を図ろうとしている点だ。AR機能を持つ高機能グラスは依然として開発中とされているが、発売はさらに先になる見込みで、まず現実的な製品で足場を固める戦略と見られる。Meta(Ray-Ban)が先行するスマートグラス市場に、デザインと素材で差別化を図るAppleがどう切り込むか、2027年の動向が注目される。
(Source:Bloomberg)

