Suica・PASMOで新モバイル決済「teppay」2026年秋開始
- 桜井 未来

- 7 日前
- 読了時間: 2分

チャージ不要・送金・ポイント活用で日常の支払いを一括管理
JR東日本とPASMO協議会は11月25日、新しいコード決済サービス「teppay(テッペイ)」を発表した。モバイル版SuicaやPASMOのアプリをアップデートするだけで利用でき、チャージ不要での買い物や送金、独自ポイント制度でお得に使えるのが特徴だ。さらに、teppayではJCBプリペイドカード(プリカ)の発行にも対応し、国内外のJCB加盟店での支払いにも利用可能になる。オンライン決済や飲食店、タクシーなど日常のさまざまな支払いにも対応し、生活の決済インフラとしての利便性を大きく拡張する。
サービスは2026年秋にモバイルSuica版、2027年春にモバイルPASMO版が開始予定。

チャージ・送金・支払いをまとめて管理
teppayは銀行口座、ATM、ビューカードからのチャージに対応し、残高はSuicaやPASMOへのチャージにも使用できる。また、ユーザー同士での送金・受け取りも可能だ。オンライン決済やモバイルオーダー、タクシー・飲食店での支払い、自治体のプレミアム商品券「地域限定バリュー(バリチケ)」にも利用でき、全国160万か所以上の店舗で活用できる見込みだ。

大きな買い物もスムーズに
従来の交通系ICカードは残高上限が2万円だったが、teppayではこの制限を超える支払いも可能。ビューカードを連携すればチャージ不要で大きな買い物もできる。独自ポイント制度で、日常の買い物やネットショッピングもよりお得に活用できる。また、アプリ内でJCBプリカを発行すれば、国内外のJCB加盟店でさらに幅広く支払いが可能になる。

キャッシュレス決済の複雑化に対応
JR東日本の調査では、キャッシュレス決済の多様化にストレスを感じる人が多く、一都三県のアンケートでは約9割が「決済手段の複雑化にストレス」と回答。そのうち約7~8割が「馴染みのブランドにまとめたい」と答えた。teppayはこの声に応え、Suica・PASMOを日常生活全般で使える万能決済ツールに進化させる。
生活インフラとしての進化
teppayにより、SuicaやPASMOは「乗るためのICカード」から「日々の買い物やオンライン決済にも使えるモバイル決済プラットフォーム」へと変化する。キャッシュレス決済の利便性を重視するユーザーにとって、生活の決済を一本化できる新たな選択肢となるだろう。
参照サイト
東日本旅客鉄道株式会社/株式会社パスモ/PASMO協議会 プレスリリース
Suica・PASMO のコード決済サービス「teppay」を 2026 年秋より提供開始
teppay公式サイト

