JR東日本、26年秋にSuicaを刷新─コード決済や高額決済、送金に対応
- 桜井 未来

- 11月12日
- 読了時間: 2分

Suica誕生25周年に「Suicaのペンギン」が卒業へ
JR東日本は、デジタル決済プラットフォーム「Suica Renaissance」プロジェクト第2弾を発表した。2026年秋をめどに、モバイルSuicaアプリに新たなコード決済機能を導入し、従来の決済方法を超える多様な支払いを実現する。これにより、チャージ不要で最大30万円までの決済に対応するなど、モバイルSuicaの利便性を大きく拡張する計画だ。
チャージ不要で高額決済にも対応
新機能では、これまでの上限額2万円を超える支払いが可能になるほか、家族や友人との間でバリューを送受信できる「バリューを送る&受け取る」機能を搭載する。さらに、ビューカードとの連携によりチャージを自動化し、地域や店舗限定のクーポンやバリュー配信にも対応。日常の支払いから旅先での利用まで、モバイルSuicaをユニバーサルな決済ツールへと進化させる狙いだ。

25周年で「Suicaのペンギン」が卒業へ
Suica誕生25周年を迎える2026年度末には、長年親しまれてきたキャラクター「Suicaのペンギン」が卒業し、新たなキャラクターへと刷新される予定だ。新キャラクターの選定では、利用者がアイデアを提案できる仕組みも検討されており、詳細は今後発表される見込みとなっている。
「生活のデバイス」へ進化するSuica
JR東日本は、Suicaを「移動と少額決済のツール」から「生活のデバイス」へと再定義する方針を示している。決済機能の高度化に加え、地域や店舗と連動したプロモーション機能を強化することで、地域経済の活性化や加盟店支援につなげる構想だ。Suicaが交通インフラの枠を超え、生活インフラとして定着する未来を見据えている。
参照サイト
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本ニュース
「Suica Renaissance」第2弾

