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OpenAI「GPT-6 Astra」登場 PCを操作するAIエージェントが進化

執筆者の写真: 白石 奈々
白石 奈々
9月7日
読了時間: 2分

OpenAI「GPT-6 Astra」登場 PCを操作するAIエージェントが進化
image : OpenAI

Webフォーム入力やCRM更新、ソフトウェアのテストまで対応 コンピューター操作性能を高め、AIエージェントの実用化を進める


 米OpenAIは現地時間9月3日、最新モデル「GPT-6 Astra」の提供を開始した。まず一部の組織への展開から始め、順次提供範囲を広げている。ChatGPTでは、Astraを搭載した「GPT-6 Pro」をPro、Business、Enterprise向けに、PlusではChatGPT WorkとCodexで段階的に提供する。9月5日には、ChatGPT WorkとCodexでPro、Enterpriseの全ユーザーとBusiness Premiumで利用可能となり、PlusとBusiness Standardへの展開も進められている。


AIがブラウザーや業務ソフトを操作

 Astraの特徴は、文章やコードを生成するだけでなく、コンピューターを操作して作業そのものを進められる点にある。Webフォームへの入力、CRMの顧客情報更新、カレンダー整理、オンライン調査に加え、Webサイトの作成やフロントエンドの動作確認、ソフトウェアのインストール・テスト、画面上の問題のトラブルシューティングにも対応する。


操作性能と処理速度を向上

 コンピューター操作能力を測る「OSWorld 2.0」では72.6%を記録し、GPT-5.6 Solの65.7%を上回った。OpenAIによると、レイテンシーシミュレーションではGPT-5.6 Solより約47%短い時間でタスクを処理した。Codexの環境と組み合わせた「Mind2Web」でも、現在のGPT-5.6 Sol環境と比べてタスク完了速度が1.9倍になったという。


料金と利用上限は

 GPT-6 Proは月100ドルのPro $100、月200ドルのPro $200、Business、Enterpriseで順次利用可能になる。Chatでの利用上限は、Pro $100が週50メッセージ、Pro $200が週200メッセージ。BusinessはStandardが月15メッセージ、Premiumが週50メッセージで、GPT-5.6 Sol Proと利用枠を共有する。WorkとCodexの利用枠は別に設定される。



 Astraの展開が予定より早く進んだことを受け、Plus、Pro、Businessの全ユーザーには、Codexの利用枠をリセットできる「full banked reset」も提供された。


AIエージェントの競争が次の段階へ

 Astraが示すのは、生成AIの競争軸が「何を答えられるか」から「何を実行できるか」へ移りつつあることだ。コンピューターを操作し、複数の工程をまたぐ仕事まで処理するAIエージェントが、実際の業務でどこまで人の作業を置き換えられるか。Astraの登場は、その実用化をめぐる競争が次の段階に入ったことを示している。



参照サイト

OpenAI

GPT Astra



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