Google、次世代AIモデル「Gemini 3」を発表
- 桜井 未来

- 11月19日
- 読了時間: 2分

テキスト・画像・音声・動画を統合処理できる高性能AIが検索体験や開発環境に本格展開
米Googleは現地時間11月18日、最新の汎用AIモデル「Gemini 3」を発表した。前モデル「Gemini 2.5 Pro」を大幅に上回る性能を持ち、テキスト・画像・音声・動画を統合して処理できる。検索やアプリ、開発環境への統合により、AIを単なるツールではなく“思考パートナー”として活用できる。
推論力とマルチモーダル理解
Gemini 3 は短い入力でも意図や文脈を深く把握でき、複雑なタスクや専門的問題に対応可能だ。手書きレシピの翻訳・整理や、長時間講義の要約など、従来モデルが苦手とした作業も効率化できる。Google は「創造的なアイデアの裏にある微細な情報まで理解できる」としており、前モデルより格段に理解力が向上している。
検索体験とエージェント機能
Gemini 3 は Google 検索の AIモード に統合され、質問に応じて動的レイアウトやツールを生成する。さらに Gemini Agent により、メール整理や旅行計画など複数ステップの作業を自律的に処理できる。開発者向けの Google Antigravity では、AIが作業を計画・実行し、生成物を逐次確認できる。
利用プランとDeep Thinkモードの提供予定
Gemini 3 は、個人ユーザー向けアプリ、Pro/Ultraサブスクリプション、さらには開発者・企業向けAPI/CLI/Antigravity/Vertex AI などのプランで展開される。安全性面も強化され、迎合性の低減、プロンプト・インジェクション耐性、サイバー攻撃対策など包括的な評価が行われている。なお、「Deep Think モード」については、Google が提供を告知しているものの、利用可能時期には地域やユーザープランによる差異があり得る点には注意が必要だ。
参照サイト
Google Japan Blog
Gemini 3:Gemini アプリにさらに進化したスマートな新機能が登場


