マイクロソフト、AI動画生成ツール「Bing Video Creator」を公開
- 桜井 未来
- 6月5日
- 読了時間: 2分
テキストから5秒動画を無料生成 OpenAI「Sora」を活用し、誰でも手軽に
米マイクロソフトは現地時間6月2日、Bingモバイルアプリの新機能として、動画生成AI「Bing Video Creator」を正式にリリースした。この機能は、OpenAIが開発したテキストから動画を生成するAIモデル「Sora」をベースにしており、ユーザーが自然言語で入力した文章から、自動的に5秒間の縦型動画を生成できる。
これまでSoraは、ChatGPT Plusの有料ユーザーなど、限られた環境でのみ利用可能だったが、今回のアップデートにより、誰でもBingアプリを通じて無料で利用できるようになった。
ユーザーは、動画生成時に「標準（Standard）」と「高速（Fast）」の2つの生成モードを選択できる。高速モードは10回まで無料で使用可能で、それ以降はMicrosoft Rewardsポイントを使って利用を継続する仕組みとなっている。生成された動画は最大90日間クラウド上に保存され、ダウンロードやSNSなどへの共有も簡単に行える。また、現在は縦型（9:16）のみ対応しているが、今後は横型（16:9）フォーマットにも対応する予定だ。
Bing Video Creatorは、現在iOSおよびAndroidのBingアプリで利用可能となっており、中国とロシアを除くほぼ全世界で提供されている。マイクロソフトは今後、デスクトップ版やCopilot Searchへの統合も計画しており、動画生成AIの普及を一層推進していく構えだ。
参照サイト
Microsoft Bing Blogs
Create videos with your words for free – Introducing Bing Video Creator
