Google「Gemini 4 Argon」が一般提供開始 API料金は12月に倍増


複数のAIエージェントが連携して複雑な作業を実行 最大約100万トークンの処理に対応
米Googleは現地時間10月13日、AIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を開始した。9月の発表時点では一部のサイバーセキュリティー組織などへの先行提供だったが、今回、開発者や企業、Google AIの有料プラン利用者へ対象を拡大した。大規模なコードの修正・移行、金融・法務分野の分析、科学研究など、複雑なタスクへの活用を想定する。APIの導入価格は入力100万トークン当たり2ドル、出力10ドルだが、12月1日にはそれぞれ2倍に引き上げられる予定だ。
Gemini 4 Argon、APIやGoogle Cloudで提供開始
Gemini 4 Argonは、複数の工程を伴うタスクや長時間の推論を重視したAIモデルだ。開発者は有料のGemini APIやGoogle AI Studioから利用でき、企業向けにはGoogle CloudやGemini for businessでも提供する。
GeminiアプリとGoogle検索のAIモードではGoogle AI Pro/Ultra契約者、Google AntigravityではGoogle AI Ultra契約者が対象となる。
入力・推論・出力を合わせて最大約100万トークンに対応
Gemini APIでは、入力・推論・出力を合わせて最大1,048,576トークンを扱える。標準の同期処理での最大出力は65,536トークンだが、長文出力向けの処理を利用すれば最大1,048,576トークンまで対応する。ただし、入力に使用したトークン数も上限に含まれる。
入力形式はテキスト、画像、動画、音声、PDFに対応する。関数呼び出し、コード実行、検索による情報のグラウンディングなども利用でき、大規模なコードベースの修正や外部ツールと連携するAIエージェントの構築に活用できる。
API料金は12月1日に倍増、キャッシュ利用は95%割引
APIの導入価格は11月30日まで、入力100万トークン当たり2ドル、出力10ドル。12月1日以降は入力4ドル、出力20ドルとなる。暗黙的キャッシュで再利用される入力トークンには、通常料金から95%の割引が適用される。長文処理やAIエージェントの継続利用では、トークン消費量やキャッシュの利用状況が運用コストを左右する。
一般提供により、Gemini 4 Argonは先行評価から実業務への導入を検討できる段階に進んだ。長文のコード生成や複雑な業務処理では、最大約100万トークンの処理能力と、12月以降の料金を踏まえた費用対効果が導入判断のポイントになる。
参照サイト
News from Google
Gemini 4 Argon: Built to solve your hardest problems




