Anthropic、「Claude Haiku 5.5」発表 API料金を最大90%値下げ


1Mトークンのコンテキストと推論強度の調整に対応、OS操作やエージェント型コーディングの性能も向上
米Anthropicは現地時間10月7日、小型AIモデル「Claude Haiku 5.5」を発表した。大量処理やコストを抑えた運用を想定し、前世代の「Claude Haiku 4.5」から性能を高めながら、API料金を最大90%引き下げた。
Claude Haiku 5.5は高速・大量処理向け
Haiku 5.5は、要約やコンテキスト圧縮、データベースへの問い合わせ、分類など、短時間で繰り返す処理を想定する。ライブのカスタマーサポートやブラウザ操作にも適し、Opus 5.5やSonnet 5.5と組み合わせて、コーディング作業のサブエージェントとしても利用できる。また、Haikuシリーズで初めて推論の強さを調整する「effort」設定に対応。コストと推論性能のバランスを用途に応じて変えられる。
OS操作やエージェント型コーディングの性能が向上

性能評価では、コンピューター操作を測る「OSWorld 2.1」で72.4%を記録。Haiku 4.5の15.7%から向上した。

エージェント型コーディングの「Terminal-Bench 4.0」でも39.2%となり、Haiku 4.5の0%から伸びている。

コンテキストウィンドウは100万トークン、最大出力は12万8000トークンとなる。
API料金は最大90%値下げ、平均約75%低下
API料金は、10万トークン以下のプロンプトで100万トークン当たり入力0.10ドル、出力0.50ドル。Haiku 4.5からそれぞれ90%下がった。10万トークンを超える場合は入力0.50ドル、出力2.50ドルで、値下げ幅は50%となる。
Haiku 4.5では約90%のリクエストが10万トークン以下だった。Haiku 5.5はトークナイザーも変更しており、同じ処理でも使用トークン数がやや増える。これも考慮した実際の利用コストは、平均約75%低下するとAnthropicは説明している。
AWS、Google Cloud、Azureなどで提供
Haiku 5.5は発表時点から利用でき、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureなどに対応する。Claude Platformでは「claude-haiku-5-5」のモデルIDで利用できる。
Anthropicは同時に、Sonnet 5.5のキャッシュ読み取り料金を50%引き下げた。Haiku 5.5は、複雑なコーディングを担う上位モデルとは役割を分け、要約や圧縮、サブエージェントなど、従来はコスト面で扱いにくかった範囲を絞った処理を大量に実行するモデルとして位置付けられる。
参照サイト
Anthropic
Claude Haiku 5.5




