Microsoft Edgeに「Copilot Mode」登場、AIで賢くウェブ操作
- 桜井 未来
- 7月30日
- 読了時間: 2分

Webページの要約からタスク補助まで、Edgeが“話せる”相棒に進化
米Microsoftは現地時間7月28日、Edgeブラウザに新機能「Copilot Mode」を実験的に導入したと公式ブログで発表した。対象は日本を含むEdgeを利用できる全ての地域のWindowsおよびmacOSのEdgeユーザーで、AI Copilotを有効にしている場合に利用可能。現在は無料で提供されているが、将来的に有料化される可能性がある。
Copilot Modeは、検索・チャット・要約機能を統合した新しいインターフェースを提供する。ユーザーは自然言語または音声入力で指示を与えるだけで、ページ内容の要約や、複数のタブの比較、代替案の提示といった支援を受けられる。例えば、レシピページを見ながら「ビーガン用の代替材料を教えて」と尋ねると、AIが材料や手順を再構成してくれる。
このモードでは、現在開いているタブの文脈をAIが認識して対話するため、ページを切り替えることなくシームレスな作業が可能。音声入力にも対応しており、「仕事場の近くで今週末に借りられるパドルボードを探して」といった依頼にも、天候・場所・予約サイトなどを参照して対応する。すべての処理はサイドパネル内で行われ、閲覧中のページを妨げない構成となっている。
プライバシー面では、Copilot Modeがユーザーの閲覧情報やアカウント情報にアクセスする場合、明示的な許可が必要。今後は予約代行や買い物の自動処理など、エージェント的な機能の拡張も検討されている。Copilot ModeはEdgeの設定からオン/オフの切り替えが可能で、正式な機能リリースに向けたフィードバック収集が進められている。
参照サイト
Microsoft Windows Blogs
Introducing Copilot Mode in Edge: A new way to browse the web