Meta、画像生成AI「Muse Image」公開 エージェント的な生成に対応
- 白石 奈々

- 2 日前
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Web情報や複数ツールを活用して画像を生成 動画生成AI「Muse Video」や透かし技術も発表
米Metaは現地時間7月7日、画像生成AI「Muse Image」を発表した。あわせて動画生成AI「Muse Video」のプレビュー版と、AI生成コンテンツ向けの不可視透かし技術「ContentSeal」も公開した。いずれも同社のAI研究組織「Meta Superintelligence Labs(MSL)」が開発した初のメディア生成AIとなる。
エージェント的な仕組みで複雑な画像生成を実現
Muse Imageは、テキストをそのまま画像へ変換する従来型の画像生成AIとは異なり、指示を理解した上で生成手順を計画し、必要に応じてリアルタイムのWeb情報の取得や画像編集モデルなど複数のツールを組み合わせながら画像を生成する「エージェント的」な仕組みを採用した。複数の画像を組み合わせたり、段階的に処理を進めたりすることで、複雑なリクエストにも対応する。

デモの一例として、ICML 2025のイベントポスターに実際に読み取れるQRコードを配置したイラストを公開した。QRコードの生成、読み取り確認、ポスターへの配置、人物の視線や構図の調整といった工程を段階的に実行しており、従来の画像生成AIが一度の生成で結果を出すのに対し、複数のサブタスクへ分解して検証しながら画像を完成させる仕組みを示している。QRコードや画像内の文字を高い精度で描画できることも特徴としている。
Meta AIで提供、一定以上の利用は有料
Meta AIでは、生成を補助するプリセットのほか、Instagramの写真を参照画像として利用する機能や、会話の文脈を維持したまま画像を繰り返し編集できる機能も提供する。生成した画像はダウンロードできるほか、チャットやストーリーズなどへ直接共有できる。現在はMeta AIアプリとWeb版で利用でき、Instagram Storiesでは30種類以上のAIエフェクトも提供する。一部地域のWhatsAppへの展開も開始しており、FacebookやMessengerにも順次対応する予定だ。


日常的な利用は無料だが、一定の利用量を超えた場合は有料サブスクリプションへの加入が必要となる。価格や利用上限は現時点では公表していない。
動画生成AI「Muse Video」と透かし技術「ContentSeal」
同時に発表したMuse Videoは、MSL初の動画生成モデルのプレビュー版だ。テキスト指示への忠実性や映像品質、フレーム間の時間的一貫性を重視して設計されており、映像と音声を同時に生成できる。一方で、映像と音声の同期や高速な動きの表現については改善の余地があるとしており、Metaは今後も性能向上を進めるとしている。

また、ContentSealはAI生成コンテンツを識別するための不可視透かし技術で、トリミングや圧縮、スクリーンショット後も検出できるよう設計されている。AI生成コンテンツの透明性を高める取り組みの一環として導入する。さらに、Muse Imageは今後数カ月以内に、広告主や広告代理店向けのクリエイティブ制作ツール「Meta Advantage+ creative」にも提供される予定だ。
参照サイト
Meta
Introducing Muse Image and Muse Video
Introducing Muse Image: Image Generation Built for Your World




