iPhone 17 Air、TDKのシリコン・バッテリーを搭載
- 藤崎 翔太
- 9 時間前
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TDKは、iPhone 17 Air向けに新世代のシリコン負極電池を6月末までに出荷する準備を進めている
TDKについて
TDKの一昔前のイメージとして多くの人が思い浮かべるのは、「カセットテープのメーカー」でないだろうか。現在のTDKは、日本発の電子部品メーカーでありながら、売上の約9割を海外市場が占めるグローバル企業である。主力製品はコンデンサやセンサー、バッテリーなどで、スマートフォンや電気自動車、データセンター向けに供給している。AppleやTeslaなどの世界的企業との取引も多く、技術力と供給体制で国際競争力を維持している。とくにEV向けバッテリーや次世代センサー分野では成長が著しく、グローバル市場における存在感をさらに高めている。
TDK斎藤昇CEOインタビュー
DigiTimesによると、TDKの斎藤昇CEOは最近のインタビューで、Appleのサプライヤーが生産スケジュールを前倒しし、当初予定していた9月期よりも早く出荷を開始することを明らかにした。これにより、スマートフォンメーカーは、今年発売される薄型モデルにこのセルを採用するための十分な準備期間を確保できる可能性があると示唆した。
斎藤氏は「我々は順調に進捗しており、非常に近いうちに出荷を開始する予定だ」と述べたうえで、「携帯電話メーカーによっては、1世代早い製品に新しいバッテリーを採用できるかもしれない」と付け加えた。
TDKのバッテリーは、従来のグラファイトに代えてシリコンを陽極に使用しており、同じスペースで従来の充電式バッテリーパックと比べて15%多くのエネルギーを蓄えることができる。
(Source:DigiTimes)