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Googleマップ、世界10都市の食トレンドと人気店リストを公開

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
11 分前
読了時間: 4分

image:Google Japan Blog
image:Google Japan Blog

Googleはマップの口コミや経路検索の集計から世界10都市の食トレンドを分析し、東京のお餅など注目の料理と人気店リストを公開した。





Googleは10月8日、Googleマップの口コミや評価、経路検索の集計データをもとにした「2026年 Google マップ ファンのお気に入りグルメリスト(Fan-Favorite Dining List)」を公開した。対象は東京、アトランタ、シカゴ、ロンドン、メルボルン、モントリオール、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンティアゴ、シアトルの10都市で、過去1年間のデータから各都市の食トレンドをまとめている。発表はGoogleマップのプロダクト担当ディレクター、アンドリュー・デューシー氏による。


懐かしのスイーツが各地で再浮上

ニューヨークでは、2000年代後半に流行したフローズンヨーグルトに言及する口コミが前年比320%増となった。トッピングや現代的なアレンジが支持を集め、Birdie’s、Mimi’s、ブルックリンのCultureなどが人気を集めている。

モントリオールではシナモンロールの口コミが84%増加した。Daddy Roll、Bernice、Guayabitoなどのベーカリーに行列ができている。

東京ではお餅に関する口コミが168%増と大きく伸びた。Googleは、記録的な訪日観光客数の増加が影響した可能性を挙げている。餅甚やツバメヤ 日本橋店などの専門店に来店客が並んだ。


抹茶やほうじ茶など和の風味が拡大

抹茶に関する口コミは、対象10都市のほぼすべてで前年比2桁の伸びを記録した。シカゴは82%増、サンティアゴは84%増で、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨーク、アトランタでも50%以上増加している。

ロンドンでは、ほうじ茶の口コミが114%増となった。Cha-FeやTOKKIA Covent Gardenなどのカフェが人気を集めている。

メルボルンでは、フィリピン発祥の紫色のヤム芋「ウベ」の口コミが75%増加した。HalayaやKariton Sorbetesなどが注目されている。


牛脂や高温調理、各地域の料理も上昇

シカゴでは、牛脂(ビーフタロー)を使った料理に関する口コミが82%増加した。Bistro MonadnockやBrennan’s Gourmet Burger Shackなどが挙げられている。

シアトルでは、南インドのクレープ料理「ドーサ」の口コミが136%増となり、Shri Ananda BhavanやChennai Expressが人気を集めた。アトランタではニューオーリンズ発祥の揚げ菓子「ベニエ」が77%増で、Discourse EateryやCrescent City Kitchenなどにブランチ客が訪れている。


都市別トレンド一覧

都市

注目の食トレンド

口コミ増加率(前年比)

ニューヨーク

フローズンヨーグルト

+320%

モントリオール

シナモンロール

+84%

東京

お餅

+168%

シカゴ

抹茶

+82%

サンティアゴ

抹茶

+84%

ロンドン

ほうじ茶

+114%

メルボルン

ウベ

+75%

シカゴ

牛脂(ビーフタロー)料理

+82%

シアトル

ドーサ

+136%

アトランタ

ベニエ

+77%


リストの内容と日本での展開

ファンのお気に入りグルメリストでは、トレンドに加え、各都市で最も経路検索された店や、コストパフォーマンスの高い店なども紹介している。選定対象は開業から6か月以上経過した店舗で、5店舗以上を展開するチェーン店は除かれる。

東京で最も経路検索された店の一例は「海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳」、コスパの高い店の一例は「コメトステーキ」である。ほかの都市の例としては、ニューヨークのKatz’s Delicatessen、ロンドンのFallow、シカゴのPequod’s Pizzaなどがある。

カテゴリーごとに選ばれた店の全リストは、専用サイト「mapsfanfavorites.withgoogle.com」で公開されている。東京版のリストはGoogleマップ上でも確認でき、気になるリストは保存して旅行や外出の際に利用できる。


口コミデータが示す「食の国際化」

今回の集計では、東京のお餅、世界各都市の抹茶やほうじ茶など、日本の食材や味に関する話題が複数の都市で上位に入った。一方で、東京でもお餅の口コミ増加にインバウンド需要が関わっている可能性が示されており、日本の食文化への関心が国内外で高まっている様子がうかがえる。

また、フローズンヨーグルトやシナモンロールのように、過去に流行した食べ物が再び注目される例もあった。トレンドの把握に口コミの増減率を使う手法は、店舗側にとっても集客施策を検討する材料になりうる。専門店では、口コミの伸びが来店行動に結びついていることが今回のデータから読み取れる。

Googleマップは、検索や経路案内にとどまらず、飲食店の発見と評価をつなぐ場としての役割を強めている。掲載情報や口コミの充実が来店に直結しやすくなるため、飲食店にとって、マップ上の情報整備の重要度は今後さらに増すとみられる。



(Source:Google Japan Blog)


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