Google、Fitbit Edgeを発表 日本では10月27日発売、2万6800円


Googleはフィットネストラッカー「Fitbit Edge」を発表した。厚さ11.5mmで電池は最長7日間持ち、日本では税込2万6800円、10月27日発売。
Googleは10月12日、公式ブログ「Google Japan Blog」で、フィットネストラッカー「Google Fitbit Edge」を発表した。多機能なスマートウォッチ「Google Pixel Watch」と、画面を持たない「Google Fitbit Air」の中間に位置づけるモデルで、日本では10月27日に発売する。
厚さ11.5mmの本体と大型ディスプレイ
ケースにはリサイクルアルミニウムを採用し、厚さは11.5mm。手首の曲線に沿う形状で、日中も就寝時も着けて使える。
ディスプレイはHybrid OLEDで、Fitbitトラッカーとして最大かつ最も明るい画面となる。従来のFitbitトラッカーと比べて表示領域は46%広く、直射日光の下でも見やすいという。サイドボタンは物理ボタンで、触覚フィードバックに対応した。ワークアウトの一時停止画面を呼び出すなど、運動中の操作に使える。
操作画面はGoogle Pixel Watch 5の操作性をもとに刷新した。文字盤のコンプリケーションには歩数や天気、オンデマンドのワークアウトなどを表示できる。タイルでは、睡眠、月経周期、心拍数といったGoogle Healthの指標を確認できる。Googleマップ、メディアコントロール、着信やメッセージの通知にも対応する。

50種類以上のエクササイズモードとGPS
エクササイズアプリは50種類以上のモードを備え、手首からすぐに記録を始められる。画面にはリアルタイムのガイダンスを表示する。ピラティスの主要指標、ランニングのペース目標、HIIT(高強度インターバルトレーニング)の心拍ゾーン、トラック練習のスプリットタイムなどを確認できる。
GPSを内蔵し、スマートフォンを持たずに走った場合の計測精度は、前世代より最大40%向上した。ナノモールディング技術を用いたアルミニウム製の本体と最新のGPSチップセットにより、ルートマッピングの精度も高めた。高度計は、坂道ダッシュや階段を使ったワークアウトなどでの標高差を計測する。
自動アクティビティトラッキングは、屋外ランニング、サイクリング、ウォーキングなど最大100種類のワークアウトを自動で認識して記録する。計測開始ボタンを押し忘れても、週間の運動目標に反映される。Google Healthコーチと連携し、日々の活動が健康状態に与える影響の分析やアドバイスも受けられる。
日本で不規則心拍の通知に対応
健康管理では、先月から順次提供している「Healthガーディアン」機能を利用できる。血管ストレス、代謝ストレス、心拍数の高低アラートなどをバックグラウンドで記録し、体調の変化を知らせる。一部の国や地域では利用できない。有料サブスクリプション「Google Health Premium」のGoogle Healthコーチ機能を使うと、データの変化に応じた生活習慣のアドバイスも得られる。
日本では、「不規則心拍の通知」機能が新たに利用可能になった。光学センサーとアルゴリズムで、安静時や睡眠中の心拍リズムをバックグラウンドで分析し、心房細動を示唆する不規則な心拍の徴候を調べる。複数回の測定で徴候を検出すると通知し、医師への相談や受診の参考情報を提供する。販売名は「Google不規則心拍通知アプリ」で、医療機器に該当する。22歳未満の人や、心房細動などの不整脈と診断されたことがある人の使用は想定していない。診断に代わるものではなく、心房細動の徴候を継続的に監視する機能でもない。脳卒中やその他の心臓疾患は検出できない。
このほか、Google心電図アプリで必要なときに心拍リズムから心房細動の徴候を確認できる。皮膚温センサーは夜間の体温変動を記録し、睡眠ステージや心拍変動のデータと合わせて、毎朝のエナジースコアとして表示する。心電図アプリと皮膚温センサーも、一部の国や地域では利用できない。

バッテリー、防水、修理
バッテリーは1回の充電で最長7日間使える。マグネット式の急速充電に対応し、5分の充電で約1日分を確保できる。この数値は30Wアダプター(別売り)を使った条件で測定している。
防水性能は水深50メートルまで。ISO規格22810:2010の5ATMとIEC規格60529のIP68に準拠する。ただし、耐落下性能と耐衝撃性能はない。Googleのフィットネストラッカーとしては初めて修理可能な設計を採用し、内部のモジュール構造によりバッテリー交換にも対応する。

主なスペック
項目 | 内容 |
ケース素材 | リサイクルアルミニウム |
厚さ | 11.5mm |
ディスプレイ | Hybrid OLED(従来のFitbitトラッカー比で表示領域46%拡大) |
バッテリー | 最長7日間、5分の充電で約1日分 |
防水・防塵 | 5ATM(水深50m)、IP68 |
位置情報 | GPS内蔵、高度計 |
エクササイズモード | 50種類以上(自動認識は最大100種類) |
センサー・機能 | 光学式心拍数、皮膚温、心電図アプリ、不規則心拍の通知 |
対応OS | Android 11以降、iOS 16.4以降 |
必要なもの | Googleアカウント、Google Healthアプリ、インターネット接続 |
カラー | Obsidian(Matte Black)、Fog(Polished Silver)、Olive(Satin Pyrite)、Canyon(Champagne Gold) |
バンドは、柔らかいアクティブバンドと組み合わせた4色を展開する。交換用には、アクティブスポーツバンド、マグネットバンド、メタルリンクバンドなどを用意する。長さを調整できるパフォーマンスループバンドは近日公開予定。一部の機能の利用にはGoogle Health Premiumの契約が必要で、機能の提供状況は国や地域で異なる。
日本での発売日と価格
Google Fitbit Edgeは、Google Storeで10月12日からオンライン、10月13日から店頭で予約注文を受け付ける。発売は10月27日で、Google Storeと販売代理店で販売する。
Google Storeの販売価格は2万6800円(税込)。購入者はGoogle Health Premiumを3か月間無料で利用できる。
画面付きの中間モデルが選択肢を広げる
今回の発表で、Googleのヘルス系ウェアラブルは3つの層になった。画面のないFitbit Air、画面付きのFitbit Edge、スマートウォッチのPixel Watchである。画面付きトラッカーの新モデルは、2023年発売のFitbit Charge 6以来で、位置づけとしてはその後継にあたるとみられる。
Pixel WatchがAndroidスマートフォンとの組み合わせを前提とするのに対し、Fitbit EdgeはiOS 16.4以降にも対応する。iPhoneユーザーにとって、Googleのヘルスコーチを手首で使える選択肢が増えることになる。国内では不規則心拍の通知機能が加わり、運動の記録に加えて健康管理を目的とする層にも訴求できる構成だ。
Google Health Premiumの3か月無料特典は、本体の販売と有料サブスクリプションを組み合わせた展開を示している。コーチ機能の一部は契約が前提となるため、購入後の継続費用も検討材料になる。
なお、バッテリー駆動時間やGPS精度の数値は、いずれもGoogleの社内試験に基づく目安で、使い方や環境によって変わる。修理やバッテリー交換の具体的な手順や費用は、今回の発表では示されていない。実機での検証が進めば、これらの評価も固まっていく。
(Source:Google Japan Blog)



