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Google、Pixel Watch 5やPixel Tagを発表

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
8月13日
読了時間: 5分


Googleが新型スマートウォッチとトラッカー、イヤホン新機能を発表した。健康管理や紛失防止の機能を強化している。





Googleは2026年8月12日、自社イベント「Made by Google 2026」で新製品を発表した。新型スマートウォッチ「Pixel Watch 5」、初のトラッカーデバイス「Pixel Tag」、そしてイヤホン「Pixel Buds Pro 2」「Pixel Buds 2a」向けの新機能を明らかにした。


Pixel Watch 5、Geminiと連携した先回り型のサポート

Pixel Watch 5は、Gemini Intelligenceおよび Google Health向けに設計した新型スマートウォッチである。前モデルのPixel Watch 4に続き、先回りのサポートとヘルスケア機能を強化した。

ウォッチフェイスには、状況に応じて情報を表示する「At a Glance」機能を今後追加する。空港では搭乗券、通勤中は最寄り駅までの停車数など、必要な情報をその場で表示する。

Geminiの音声操作も強化した。手首を上げて話しかけるだけで、ワークアウトの開始やタイマー設定、Gmailの予約確認などを行える。さらに、Gemini Intelligenceによるプロアクティブな提案機能を順次追加し、ダブルピンチのジェスチャーで提案の選択や送信ができるようにする。



ハードウェアはQualcomm Snapdragon W5 Gen 2 Accelerated プロセッサを搭載し、前モデル比でRAMを50%増量、CPU性能を12%向上させた。処理速度は全体で20%高速化したという。

健康機能では、GPSによるルート追跡の精度を前モデル比で2倍に高めた。3D建物モデルとリアルタイムの気象データを組み合わせ、都市部や樹木の多い環境でも精度を高めている。今後は筋力トレーニング向けのガイド機能も追加し、Google Healthコーチがセット数や休憩時間の管理、重量・レップ数の記録をサポートする。睡眠面では、睡眠ステージの検知精度を15%向上させたほか、就寝時の自動一時停止機能やスマートアラームを搭載した。

新たに「Health Guardian」機能として、月次の健康トレンドサマリーを3種類追加する。「血管ストレス」「睡眠中の呼吸の質トレンド」「代謝ストレス」で、装着開始から1か月後に最初のサマリーが届く。いずれも診断や治療を目的とした機能ではなく、一般的な健康管理を目的とした情報提供にとどまる。

デザイン面では、3,000ニトのドーム型ディスプレイ、新しいコンプリケーションスタイル11種、新しいウォッチフェイス、生成AIによるオリジナルウォッチフェイスを用意した。バッテリー駆動時間は41mmモデルで最大40時間、45mmモデルで最大30時間としている。カラーはFog、Canyon(41mm限定)、新しいパイライト筐体のOliveを追加した。


Pixel Buds Pro 2とPixel Buds 2a、新機能とOliveカラー

Pixel Buds Pro 2には新色「Olive」を追加するほか、Pixel Buds Pro 2とPixel Buds 2aの両モデルに新機能を順次提供する。

ノイズキャンセリング機能は、耳へのフィット感の変化を検知して自動調整する仕組みに進化した。Geminiを使った音声操作にも対応し、「低音を強調して」といった指示で設定を変更できる。Pixel Watchと連携し、就寝を検知すると音楽再生の一時停止やタッチ操作のオフ、通知音のミュートを自動で行う機能も加わる。リアルタイム翻訳も強化し、タップでリスニングモードを起動すると70以上の言語をほぼリアルタイムで理解できるようになる。



Pixel Tag、Google初のトラッカー

Pixel TagはGoogleが初めて手がけるトラッカーデバイスで、鍵や財布、スーツケースなどの位置を特定する用途を想定している。本体はステンレススチール製で、IP67相当の防水・防塵性能を備える。内蔵スピーカーで音を鳴らして探せるほか、逆にタグのボタンを押してスマートフォンを鳴らすこともできる。バッテリーは最長1年間使用でき、交換も自分で行える。

セットアップは、バッテリータブを引き抜いてAndroid 9以降のデバイスに近づけるだけで、Fast Pairによりペアリングが完了する。Find Hubアプリでカテゴリやラベルを設定でき、最大10人と共有することも可能だ。

位置特定は、Find Hubアプリのマップ表示に加え、Bluetooth範囲内であれば音を鳴らして探せる。Bluetooth Channel Soundingに対応した超広帯域無線(UWB)技術を使うと、距離と方向を視覚的にガイドしながらより精密に探索できる。Bluetooth範囲外にある場合は、10億台を超えるAndroidデバイスで構成されたネットワークを通じて位置を特定する仕組みで、位置情報は暗号化して保護される。見知らぬタグが自分と一緒に移動していることを検知した場合は、スマートフォンに自動でアラートが届く。

Pixel WatchやPixel Budsとの連携にも対応し、Pixel Watchからタグの位置確認や音出しができるほか、Pixel Buds使用中はGeminiに話しかけてタグを鳴らすことも可能だ。



発売日と価格

Pixel Watch 5とPixel Buds Pro 2 Oliveは、8月12日からオンラインで注文を受け付けており、8月13日からGoogle Store表参道で予約販売を開始、8月20日に発売する。Pixel Tagは11月発売予定である。

製品

価格(税込)

発売日

Pixel Watch 5(41mm Bluetooth/Wi-Fi)

62,800円

2026年8月20日

Pixel Watch 5(41mm LTE)

79,800円

2026年8月20日

Pixel Watch 5(45mm Bluetooth/Wi-Fi)

67,800円

2026年8月20日

Pixel Watch 5(45mm LTE)

84,800円

2026年8月20日

Pixel Tag(単品)

5,010円

2026年11月

Pixel Tag(4個セット)

16,940円

2026年11月

Google Storeでは、対象のスマートウォッチを下取りに出すとPixel Watch 5が実質最大31,000円割引になるキャンペーンを、発表当日から2026年9月4日まで実施している。Pixel Buds Pro 2とPixel Buds 2a向けのソフトウェアアップデートは9月から順次配信する予定である。


ウォッチとイヤホン、トラッカーをGeminiでつなぐ狙い

今回の発表は、スマートウォッチ・イヤホン・トラッカーという3つのデバイスを、Gemini Intelligenceという共通の軸でつなげようとする姿勢が明確だった。Pixel Watch 5の先回り提案、Pixel Budsの音声操作、Pixel Tagの音声での呼び出しは、いずれも単体の機能というよりデバイス間の連携を前提に設計されている。

一方で、Pixel Watch 5が搭載するHealth Guardian機能は、診断や治療を目的としない情報提供にとどめる姿勢を明確にしており、健康関連機能への規制や信頼性への配慮がうかがえる。Pixel Tagについては、Apple陣営のトラッカー製品との位置特定精度や紛失防止機能の比較が今後の焦点になりそうだ。


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