Google、AIノートツール「NotebookLM」にコンテンツ共有機能を追加
- 桜井 未来
- 7月15日
- 読了時間: 2分
更新日:6 日前

The EconomistやThe Atlanticなど、信頼性の高い情報ソースとの連携でAIリサーチがさらに進化
米Googleは7月14日(現地時間)、AIリサーチ支援ツール「NotebookLM」に新機能「Featured Notebooks(注目ノート)」を追加したと発表した。これは、信頼性の高い専門家や著名メディアとの連携により、各分野の高品質なリサーチベースのノートをユーザーに提供する新たな取り組みだ。
NotebookLMとは?
NotebookLMは、Google Labsが開発するAIベースのリサーチアシスタントツール。ユーザーがアップロードした資料(PDFやGoogle ドキュメントなど)をもとに、AIが要約、質問応答、引用生成などを行う。特に研究者、学生、ビジネスパーソンの間で高く評価されている。今回導入された「Featured Notebooks」は、Googleが事前に信頼できる情報源をキュレートし、AIによって構築された高品質なノート群だ。
新機能「Featured Notebooks」の主な特徴
事前に構築された高品質なAIノート
著名な専門家やメディアとの協業による信頼性
トピックごとの要約・質疑応答が可能
ポッドキャスト形式の「Audio Overview」に対応
ユーザーはこれらのノートを、「読む」「質問する」「聞く」といったマルチモーダルな形でインタラクティブに活用できる。現在は、シェイクスピアの全作品、50社以上の最新四半期決算レポート、自然科学に関する解説、未来予測レポートなど、幅広いジャンルのノートが公開されている。
コンテンツ共有機能と今後の展開
NotebookLMは、2024年6月のアップデートでノートの公開共有機能を実装し、これまでに14万件以上のノートが他のユーザーと共有されている。今回の「Featured Notebooks」は、共有可能なテンプレートのひとつとして、ユーザーが「自分のノートに追加」したり、「独自にカスタマイズ」したりできるようになっている。現時点ではデスクトップ版のみの提供だが、Googleは今後、モバイルアプリ版での提供やGemini 2.5 Flashとの統合強化など、さらなるアップデートを予定している。
参照サイト
Google The Keyword
Try featured notebooks on selected topics in NotebookLM