Anthropic、「Claude Sonnet 5」発表 Opus級性能を低価格で実現
- 白石 奈々

- 7月2日
- 読了時間: 2分

Free・Proの標準モデルに採用、推論やコーディング性能を大幅強化
米Anthropicは現地時間6月30日(現地時間)、最新のSonnetクラスモデル「Claude Sonnet 5」を発表した。コーディング、ツール利用、推論などのエージェント性能を強化し、上位モデル「Opus 4.8」に迫る性能を低価格で実現したとしている。
Sonnet 5は、Free・Proプランのデフォルトモデルとして提供されるほか、Max・Team・Enterpriseプランでも利用可能となる。
Sonnet 4.6から性能向上、Opus 4.8に迫る水準
Sonnet 5は前世代「Sonnet 4.6」から性能を大幅に向上。推論、ツール利用、コーディング、知識業務など幅広い分野で改善した。エージェント型Web検索評価「BrowseComp」やコンピュータ操作評価「OSWorld-Verified」では、思考量を増やすeffort設定により、「Opus 4.8」に匹敵する性能を示したという。


Anthropicは、「従来はより大規模で高価なモデルが必要だった水準の自律動作を、Sonnetクラスで実現できるようになった」と説明している。
多段階タスクの自律実行能力を強化
複雑なタスクを途中で止まらず完遂できる点も特徴だ。Salesforceのデータ更新と企業向けメール送信を並行処理するような多段階タスクについて、従来より安定して最後まで実行できるようになったという。また、バグ調査時に再現テストの作成、修正実装、動作検証までを自動で行った事例も紹介しており、自律的な品質確認能力の向上をアピールしている。
安全性向上、サイバー悪用性能は限定的
安全性面では、不整合な挙動の発生率や悪意あるリクエストへの拒否性能を改善し、プロンプトインジェクション耐性も向上した。一方で、サイバーセキュリティ用途向けの学習は行っておらず、Firefoxの脆弱性悪用テストでは「Opus 4.8」や「Mythos 5」を下回ったとしている。
価格は8月31日までの特別価格として、入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルで提供。以降は入力3ドル、出力15ドルとなる。
参照サイト
Anthropic News
Introducing Claude Sonnet 5




