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ジョニー・アイブがOpenAIと共同開発中のデバイスはウェアラブルではない

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 6月25日
  • 読了時間: 2分

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どうやらイヤホン型デバイスやウェアラブルではないということが裁判書類から判明した




インイヤー型でもウェアラブルでもない

OpenAIは、Googleが支援する企業iyOから商標権侵害で訴えられたことを受け、同社のウェブサイトからハードウェアスタートアップioに関する記述を削除した。iyOは、他のデバイスと接続できるカスタム成形のイヤピースを開発している。

訴訟でiyOは、OpenAI幹部が「世界初のオーディオコンピュータ」とされるデバイスについて事前に知っていたとする証拠を提出し、製品のデモも求められていたことを明かした。

これに対し、io共同創設者のTang Tanは、6月12日に反論書類を裁判所に提出し、同社が既存製品の調査の一環として多数のデバイスを購入したことを認めたうえで、「初の製品はインイヤー型でもウェアラブルでもなく、販売開始まで少なくとも1年はかかる」と述べたとのことだ。



いったいどんな形状・機能になる?

今のところ分かっている範囲では、OpenAI(io社)が開発中のAIデバイスは、以下のような特徴がある


  1. ウェアラブルでもイヤーピースでもない

    法廷文書で、初代プロトタイプは「耳に入れるタイプでも、身体に装着するタイプでもない」と明確に否定されている

  2. スマホやスマートグラスでもない

    サム・アルトン氏は「スマートフォンでもスマートグラスでもない“AIコンパニオン”」と語っており、既存デバイスに当てはまらない新カテゴリーとしている 。

  3. “第3のデバイス”として、ポケットやデスクの上に置けるサイズ感

    本体はポケットに入るくらい小型で、机の上に置いて使うような“サードデバイス”になる予定 。



想定される用途・コンセプト

  • AIによる自然な支援体験を目指す

    音声入力やセンサーで利用環境を読み取り、文脈に応じて提案・行動を支援する“文脈認識型AIアシスタント”が想定される 。

  • スクリーンに依存しないインターフェース

    タッチやディスプレイではない、新しいインタラクション(音声、ジェスチャー、環境センサーなど)が中心になる 。

  • スマホ・PCの限界を超える役割へ

    アルトン氏は「コンピュータやスマホでは不十分な領域をカバーする」と述べており、既存デバイスを補完する位置づけになる 。


io社(現OpenAI)は、既存のスマートフォンやスマートグラス、イヤホンに依存しない、「ポケットやデスクに置いて使う」AIコンパニオンデバイスの開発を目指している。スクリーンを搭載せず、音声や環境センサーを活用して、文脈に応じた支援を自然に提供する、新たなジャンルのエッジAIハードウェアと言える。



(Source:MacRumors)



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