OPPOのオンデバイスAIが秒間200トークン超え高速処理を実現
- 桜井 未来
- 5 日前
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Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載で大規模テキスト処理も端末内で完結、プライバシー保護も強化
OPPOは、中国・北京で開催された「Snapdragon Summit 2025 – China」において、モバイル向けオンデバイスAIの新たな進化を披露した。クアルコムとの協業により、Snapdragon 8 Elite Gen 5を活用したAI推論処理は秒間200トークンを超え、従来比で最大8倍の高速化を実現。大規模テキスト処理やリアルタイム翻訳、コンテンツ生成まで、端末単体で対応可能な性能を誇る。
オンデバイス AI 翻訳(@OPPOJapan)
高速化と大規模テキスト処理の革新
OPPOの最新オンデバイスAIは、単なる高速化にとどまらない。端末内で最大128Kコンテキスト、約20万語相当の文章を処理可能で、法律や医療など機密性が高い情報もクラウドに依存せず安全に処理できる。これにより、ユーザーのプライバシーを保護しながら、高速かつ大規模なAI解析が可能となった。
ハイブリッドAI戦略と個別最適化
さらにOPPOは、オンデバイスAIとクラウドAIを組み合わせたハイブリッドAI戦略を推進。必要に応じてクラウド処理を補完することで、効率性・速度・安全性を最適化している。また、Agentic AIやユーザー情報統合システムを通じて、個々人に合わせたパーソナライズAI体験も提供予定だ。プライバシー保護のためのPrivate Computing Cloud(PCC)の導入も進められている。
OPPOの技術革新とグローバル展開
OPPOは2008年に携帯電話事業を開始して以来、FindシリーズやRenoシリーズ、ColorOSなどを展開し、世界70カ国以上で事業を展開してきた。デザイン性と技術革新を両立させるスマートデバイスメーカーとして成長を続けており、今回のオンデバイスAI技術は次世代モバイルAIの可能性を示す重要な発表となった。
参照サイト
PR TIMES オウガ・ジャパン株式会社 プレスリリース
OPPO、業界最先端のオンデバイスAI性能を披露