折りたたみ型「iPhone Duo」、日本で10月16日21:00から予約開始


Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」は10月16日21:00に予約受付を始め、23日に発売する。国内価格は364,800円から。
Appleは10月15日、9月に発表した同社初の折りたたみ型スマートフォン「iPhone Duo」について、日本での予約受付を10月16日21:00に始めると案内した。予約はapple.com/jpとApple Storeアプリで受け付け、発売は10月23日の予定だ。
開くと7.6インチ、閉じると5.4インチの2画面構成
iPhone Duoは、本のように左右に開くデザインを採用した。開いた状態の厚さは5.2mmで、Appleはこれまでで最も薄いiPhoneとしている。閉じた状態の厚さは11.3mm、重量は254gだ。
内側のインナーディスプレイは7.6インチで、表示領域はiPhone 18 Pro Maxより50%広い。外側のアウターディスプレイは5.4インチで、iPhone 18 Proの約90%にあたる画面領域がある。どちらの画面も最大120HzのProMotionと常時表示に対応する。
チップはA20 Proを搭載した。iPhoneとして初めてバッテリーを2基内蔵しており、Appleは1日を通して使えるとしている。生体認証はサイドボタンに組み込んだTouch IDで、IP68等級の防沫・耐水・防塵性能も備える。

画面の開閉に合わせて動くiOS 27とカメラ
iOS 27は、本体を開く、閉じる、向きを変えるといった操作に合わせて表示を切り替える。開いた状態では、2つのアプリを並べて使えるSplit Viewに対応する。スタンバイ機能を使えば、フォトフレーム、ウィジェット、時計として置いておくこともできる。Apple Pencil(USB-C)には年内に対応する予定だ。
新しいSiriなど一部のApple Intelligence機能は、iOS 27では英語のベータ版から提供を始める。日本語版をいつ提供するかは示されていない。
背面のカメラは2つで、48MP Fusionメインカメラと48MP Fusion超広角カメラを備える。メインカメラはシャッターを押したときの遅れを抑えたゼロシャッターラグに対応し、光学品質の2倍望遠でも撮れる。超広角カメラはマクロ撮影にも使える。アウター側の前面には12MPのセンターフレームカメラを搭載し、本体をどの向きで持っていても自動で構図を合わせて撮影する。インナーディスプレイの下にはFaceTimeカメラを埋め込んでおり、開いた状態のままビデオ通話ができる。
主な仕様
項目 | 内容 |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB |
カラー | スターホワイト、ナイトスカイ |
サイズ(開いた状態) | 幅164.6mm × 高さ117.8mm × 厚さ5.2mm |
サイズ(閉じた状態) | 幅84.1mm × 高さ117.8mm × 厚さ11.3mm |
重量 | 254g |
インナーディスプレイ | 7.6インチ フォールディングOLED、2,670×1,878ピクセル、430ppi |
アウターディスプレイ | 5.4インチ OLED、2,034×1,398ピクセル、460ppi |
ディスプレイ共通 | ProMotion(最大120Hz)、常時表示、ピーク輝度3,000ニト(屋外) |
チップ | A20 Pro(6コアCPU、7コアGPU、デュアル16コアNeural Engine) |
背面カメラ | 48MP Fusionメイン(ƒ/1.6、2倍の光学品質望遠に対応)、48MP Fusion超広角(ƒ/2.2) |
前面カメラ | アウター:12MPセンターフレーム(ƒ/2.2)、インナー:画面下埋め込み型FaceTimeカメラ(ƒ/1.8) |
ビデオ撮影 | 4K Dolby Vision(最大120fps) |
バッテリー | 2基構成、ビデオ再生はアウター使用時最大44時間・インナー使用時最大31時間 |
充電 | 有線は約20分で最大50%(60W以上のアダプタ使用時)、MagSafe・Qi2は最大25W |
生体認証 | Touch ID(サイドボタン内蔵) |
耐水・防塵 | IP68(最大水深6m、最大30分) |
SIM | デュアルeSIM(物理SIMは非対応) |
通信 | 5G(sub-6GHz、Apple C2モデム)、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、NFC、FeliCa |
端子 | USB-C(USB 3、最大10Gb/s) |
OS | iOS 27 |
価格と日本での発売
日本では10月16日21:00に予約受付を始め、10月23日に発売する。Apple Storeでの販売価格(税込)は次のとおり。
ストレージ | 価格(税込) |
256GB | 364,800円 |
512GB | 399,800円 |
1TB | 469,800円 |
2TB | 574,800円 |
米国での価格は256GBモデルが1,999ドルからだ。
国内ではドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルも同じ21:00に予約受付を始める。その時間に営業していない店舗では、翌17日の開店時から受け付ける。iPhone DuoはeSIMにしか対応しないため、物理SIMを使っている人が機種変更や乗り換えをする場合は、eSIMへの切り替えが必要だ。

Apple Trade Inでは、iPhone 12以降の対象機種を下取りに出すと、20,000円から172,000円が購入価格から差し引かれる。金額は端末の状態や製造年、構成によって変わる。
専用アクセサリとして、キックスタンド付きの「iPhone Duoフォリオ」(トープ、ネイビーブルー)と、2つのパーツで本体を覆う「iPhone Duoケース」(サンド、ネイビーブルー)を用意した。ケースはMagSafeとQi2 25Wに対応する。新たにAppleCare+に加入した人などを対象に、Apple Oneを3か月間無料で試せる特典もある(条件あり)。


iPhoneの最上位に加わる新しい選択肢、普及の鍵は価格とアプリ対応
iPhone Duoの登場で、日本国内でスマートフォンを選ぶときの選択肢が増える。国内ではiPhoneを使う人の割合が高い一方で、折りたたみ型は一部の機種に限られた製品分野だった。iPhoneのラインナップに加わったことで、折りたたみ型を検討する人は増えるとみられる。FeliCaに対応し、Apple PayのSuicaなど国内で広く使われている機能を従来どおり使える点も、乗り換えを考える人にとって判断しやすい材料になる。
一方で、最も安い256GBモデルでも364,800円と、従来のiPhoneを大きく上回る価格になった。下取りで最大172,000円が差し引かれるとはいえ、購入できる人は限られる。eSIMにしか対応しない点も、物理SIMを使い続けてきた人にとっては切り替えの手間になる。
今後の評価を左右するのは、2つの画面サイズに合わせたアプリがどこまで増えるかだ。Split Viewや開閉に合わせた表示の切り替えに対応するアプリが増えれば、大きな画面を活かした使い方が広がる。iPhone Duoは、折りたたみ型というカテゴリーが日本で定着するかどうかを占う製品になりそうだ。


