Gmail、POP機能のサポートを2026年 1月に終了
- 藤崎 翔太

- 10月3日
- 読了時間: 2分

Gmailifyの一部機能およびGmailに対してメールクライアントからのPOPによるアクセスを終了するとのこと
Googleは、「Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について」と題してGmailの機能に関する情報を通知した。
POPアクセスの終了
Gmailは、サードパーティ製のメールクライアントアプリでメールの送受信や管理を行うことができる。モバイルではGmailアプリ、PCではウェブ版Gmailを利用していることが多いため、一般的なGmailユーザーには関係のない話だが、複数のメールアドレスをまとめて管理しているユーザーは、メールクライアントを利用していることが多い。メールクライアントでGmailを受信する際には設定が必要だが、POPはその設定方法の一つであり、今回このPOPによる設定ができなくなるということだ。
POPは古いメール受信プロトコルで、メールをサーバーから端末にダウンロードして管理する仕組みになっている。そのため、複数端末での同期ができず、通信経路の暗号化にも対応していないケースがあるなど、セキュリティ面の課題が指摘されていた。現在は、より安全で同期機能に優れたIMAPが主流になっている。
Gmailifyの機能変更
Gmailifyは、他のメールサービス(Yahoo!メールやOutlook.comなど)をGmailと連携させることで、Gmailの機能をそのまま利用できるようにする仕組みだ。Gmailifyを有効にすると、他社のメールアドレスを使っていても、Gmailの迷惑メールフィルタ、カテゴリー分け、検索機能、通知などを利用できる。さらに、Gmailのアプリやウェブ版から直接送受信できるため、複数のメールアカウントを一元管理することが可能になる。今後は以下の機能が使えなくなる。
スパム対策
モバイル端末での改善されたメール通知機能
受信トレイのカテゴリ
検索オプションの演算子を使用した、より迅速な検索機能
(Source:Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について)


