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Apple、OLED搭載の新型iPad miniを発表 11月6日発売

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
9 時間前
読了時間: 5分


Appleは8.5インチOLEDとA20 Proを搭載した新型iPad miniを発表した。予約は10月29日、販売は11月6日開始で、価格は119,800円から。



Appleは10月26日、新型「iPad mini」を発表した。8.5インチのOLEDディスプレイとA20 Proチップを搭載し、IP67等級の耐水性能と防塵性能に対応する。日本では10月29日に予約を受け付け、11月6日に販売を開始する。


薄型化とIP67対応

新型iPad miniの厚さは5.4mmで、前世代より薄く軽くなった。仕上げは新色のミッドナイトとスターライトの2色。

IP67等級に適合し、耐水性能と防塵性能を備える。Appleは、水深1メートルで最大30分間という実験室の管理された条件下でのテストに基づく等級だと説明している。耐性は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって低下する可能性がある。液体による損傷は保証の対象外となる。



ベゼルを狭め8.5インチのOLEDに

ベゼルを前世代より24%細くし、本体サイズを保ったまま画面を8.5インチに拡大した。ディスプレイはOLEDを採用したSuper Retina XDRで、P3の広色域に対応する。

ピーク輝度は前世代の2倍以上となる最大1,200ニト。SDRとHDRのコンテンツでは、フルスクリーン輝度600ニトを確保する。コントラスト比は2,000,000:1、最小輝度は1ニトとなる。映り込みを抑えるNano-textureディスプレイも選択できる。



A20 Proで処理性能を強化

チップはAppleの2ナノメートルプロセスで製造されたA20 Pro。各GPUコアにNeural Acceleratorを備えた7コアGPUを搭載し、AI処理の性能は前世代比で最大4.5倍となる。グラフィックス性能は最大2.7倍、CPUのマルチスレッド性能は最大60%向上した。ユニファイドメモリ帯域幅は2倍以上に広がっている。数値はいずれも、Appleが2026年9月に実施したテストの結果である。

512GB構成には、デュアル16コアのNeural Engineを搭載する。前世代の2倍の処理能力で、Draw ThingsやDetailなどのアプリでのAI処理を高速化するという。



オーディオ、カメラ、通信

本体には新たに「Acoustic Display」を採用した。ウーファーがディスプレイを介して音を出し、カスタムツイーターはガラスとアルミニウムの筐体の間に配置する。密閉構造により、IP67等級への適合にも寄与している。

前面の12MPセンターフレームカメラは、長辺の縁に移された。背面は12MPの広角カメラで、最大60fpsの4K動画を撮影できる。アダプティブTrue Toneフラッシュも加わった。

通信面では、Appleが設計したワイヤレスチップ「N1」により、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadを利用できる。Wi-Fi + Cellularモデルは、モデム「C2」を搭載する。モバイルデータ通信の速度は前世代比で最大50%向上し、電力効率も高まった。eSIMにも対応する。



iPadOS 27とSiri AI

OSは「iPadOS 27」を搭載する。Apple Intelligenceを活用した新しいSiri「Siri AI」は、iPadOS 27.2でベータ版として提供される。個人のメッセージやメール、写真から必要な情報を探したり、画面上の内容に応じた操作を実行したりできる。

Siri AIは日本語を含む複数の言語で利用できる。一方で、EUでは現在提供されておらず、13歳未満は利用できない。サーバ側のモデルに依存する機能には、1日あたりの利用回数に制限がある。Appleは、これらの機能へのアクセスを今後、有料で拡大する予定としている。

iPadOS 27.2では、外部ディスプレイ接続時の拡張ディスプレイモードにも対応する。



アクセサリ

新しいSmart Folioは2パネル構造で、マグネットで本体に取り付ける。素材はテックウーブンで、色はネイビーブルーとトープの2色。画面の角度を調整できる。

Apple Pencil Proと、Apple Pencil(USB-C)の両方に対応する。



主な仕様

項目

内容

ディスプレイ

8.5インチ Super Retina XDR(OLED)、P3広色域、Nano-textureオプションあり

輝度・コントラスト

ピーク輝度最大1,200ニト、フルスクリーン輝度600ニト(SDR/HDR)、コントラスト比2,000,000:1、最小輝度1ニト

チップ

A20 Pro(2ナノメートル)、CPU最大6コア、7コアGPU(各コアにNeural Accelerator)

Neural Engine

512GB構成はデュアル16コア

本体

厚さ5.4mm、IP67等級、ミッドナイト/スターライト

ストレージ

128GB/256GB/512GB

前面カメラ

12MPセンターフレーム(長辺側に配置)

背面カメラ

12MP広角、スマートHDR 4、最大60fpsの4K動画、アダプティブTrue Toneフラッシュ

オーディオ

Acoustic Display

無線通信

N1チップ(Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread)

モバイル通信

Wi-Fi + CellularモデルにC2モデム搭載、eSIM対応

OS

iPadOS 27

対応アクセサリ

Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C)、Smart Folio

環境

再生素材を全体の35%に使用(筐体は100%再生アルミニウム、バッテリーは100%再生コバルト)


発売日と価格、日本での展開

日本では、10月29日(木)にapple.com/jpおよびApple Storeアプリで予約注文を開始する。11月6日(金)には、お客様へのお届けと同時に、Apple Store直営店とApple製品取扱店で販売を開始する。予約注文は、米国を含む36の国と地域で同日に始まる。

製品

価格(税込)

iPad mini Wi-Fiモデル

119,800円から

iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル

144,800円から

iPad mini 学生・教職員価格

110,800円から

Smart Folio

14,800円

Apple Pencil Pro

23,800円(学生・教職員価格 21,800円)

Apple Pencil(USB-C)

14,800円(学生・教職員価格 12,800円)

前世代のiPad mini(128GB、Wi-Fiモデル)は99,800円だったため、同じ条件で比べると2万円の上昇となる。Wi-Fi + Cellularモデルも、前世代の124,800円から2万円上がった。


OLED化と価格上昇が示すiPad miniの位置づけ

今回のiPad miniは、ディスプレイ、チップ、通信、音響、耐水性能とほぼ全面で刷新された。Appleが「史上最大のアップデート」とうたうのは、こうした変更の広さによるものとみられる。

注目点は、AIへの比重の高さだ。AI処理性能を前世代比で最大4.5倍に引き上げ、ローカルLLMの実行も用途に挙げている。Siri AIが日本語に対応することもあわせ、国内でもAI機能を使う端末として訴求していくことになりそうだ。

一方、価格は前世代から2万円上がり、エントリーモデルが10万円を超えた。コストの高いOLEDの採用などが背景にあるとみられるが、携帯性を重視してiPad miniを選んできた層にとっては、判断材料が増える。Nano-textureや耐水性能など、屋外や現場での利用を想定した仕様も加わっており、購買層が広がる可能性がある。

学生・教職員価格は110,800円からで、一般向けとは9,000円の差がある。予約開始は10月29日で、11月6日の販売開始まで約1週間と短い。


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