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Anthropic、「Claude Fable 5.1」「Claude Mythos 5.1」発表

執筆者の写真: 白石 奈々
白石 奈々
9月2日
読了時間: 2分

Anthropic、「Claude Fable 5.1」「Claude Mythos 5.1」発表 性能向上とコスト削減
image : Anthropic

Fable 5比で最大45%のコスト削減を実現、ProやEnterpriseで利用可能 企業向けデータ保護策も今秋提供


 米Anthropicは現地時間9月1日、コーディングや知識業務向けの最新モデル「Claude Fable 5.1」と「Claude Mythos 5.1」を発表した。Fable 5.1を一般提供し、Mythos 5.1はサイバーセキュリティや生命科学分野で、より許容度の高い安全策を必要とする審査を通過した組織向けに、信頼アクセスプログラムを通じて提供する。



コーディングや科学研究で性能向上

 Fable 5.1は前世代のFable 5から性能を向上させた。エージェント型科学研究を評価するTerminal-Bench-Science 0.1では、Fable 5の24.7%に対して52.6%を達成。エージェント型コーディングを評価するTerminal-Bench 4.0では、Fable 5の42.0%に対して55.8%に達した。また、投資会社Millenniumの内部テストでは、エンジニアが4~5年にわたって原因を特定できなかった、本番システムで極めてまれに発生するクラッシュの原因をFable 5.1が特定したという。


Anthropic、「Claude Fable 5.1」「Claude Mythos 5.1」発表 性能向上とコスト削減
image : Anthropic

コストも削減、ProやEnterpriseなどで利用可能

 Fable 5.1の入力・出力トークン価格はFable 5と同じで、100万トークン当たり入力10ドル、出力50ドル。一方、キャッシュ読み取り価格は75%引き下げ、100万トークン当たり0.25ドルとした。典型的なワークロードでは約25%、エージェント型作業では最大約45%のコスト削減になるという。


 Fable 5.1はClaudeのPro、Max、Team、Enterpriseで利用できるほか、Claude API、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Foundryなどにも対応する。


タンパク質設計や金星の地図作成にも活用

 Mythos 5.1はタンパク質バインダー設計で、3つのターゲットにおいてAdaptyv Bioの競技会で提出された最優秀設計の10倍の結合親和性を達成。12ターゲットに対するヒット率も約50%で、現在のタンパク質設計で一般的な10~15%を上回ったという。また、Fable 5.1は、NASAのマゼラン探査機が30年以上前に取得したレーダー画像から、金星の地表の約3分の1をカバーする高解像度の標高マップを作成。解像度を従来の10~20kmから2~3kmに向上させた。



EFSで企業データを顧客側のクラウドに保存

 企業向けには「Enterprise Frontier Safeguards(EFS)」を今秋から段階的に提供する。データをAnthropicではなく顧客自身が管理するクラウドインフラに保存し、ゼロデータ保持と同等のプライバシーを確保しながら、高度な悪用対策も維持できるという。安全策も改善しており、サイバーセキュリティ分野ではFable 5の安全策と比べて誤検知を60%減らした。生命科学分野でも、良性のリクエストへの介入を85%減らしたとしている。


 Anthropicは、Fable 5.1をコーディングだけでなく、知識業務や科学研究など、長時間にわたる複雑なエージェント型タスクに活用することを想定している。


参照サイト

Anthropic

Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1



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