Anker、ディスプレイ搭載USB-Cハブを10月6日発売 最大240Hz出力


Ankerが初のディスプレイ搭載USB-Cハブを発売。電力や転送速度を表示でき、最大240Hzと4K出力に対応する。税込1万6990円。
アンカー・ジャパンは、前面にディスプレイを備えたUSB-Cハブ「Anker Nano USB-C ハブ(10-in-1, 240Hz, Display)」を2026年10月6日に発売する。同社初のディスプレイ搭載ハブで、公式オンラインストアや直営店のAnker Store、Amazon.co.jp、楽天市場、一部の家電量販店などで販売する。
前面のディスプレイで接続状況を確認できる
本製品は、USBハブについて「接続不良時の対処法がわかりにくい」「ノートPCとモニターが高リフレッシュレートに対応していてもハブが対応していない」といった声を受けて開発された。

前面のディスプレイには、各ポートの電力出力、データ転送速度、本体温度がリアルタイムで表示される。接続に問題がある場合はエラーメッセージも表示され、専用アプリや専用のブラウザサイトでも接続状況を確認できる。ハブの接続を検知するとブラウザで開けるサイトでは、ディスプレイで使えるポモドーロタイマーのオン・オフなどを設定できる。専用アプリをダウンロードする必要はない。


最大240Hz、最大4Kの映像出力に対応
映像出力は最大240Hzのリフレッシュレートと最大4K解像度に対応する。Ankerによると、USB-Cハブとしては業界最高水準(2026年9月、同社調べ)という。映像制作やゲームでの利用を想定している。
ただし、240Hzでの出力は、接続するノートPCがDisplayPort 1.4に対応している場合に限られる。海外で展開されている同系統の製品では、HDMI・DisplayPortともに4Kは144Hzまで、240Hzは2K(WQHD)クラスの解像度での利用が想定されている。高いリフレッシュレートでの出力は、接続するPC側のDisplayPort対応状況によって条件が変わるため、購入前に手持ちの機器との組み合わせを確認しておきたい。

ポートは背面に集約
ポートは前面に3つ、背面に7つの計10個を備える。前面にはUSB-Cポート、SDカードスロット、microSDカードスロットを各1つ配置した。背面にはUSB-Cポート、USB-Aポート3つ、イーサネットポート、HDMIポート、DisplayPortを置いている。使用頻度の高い7つのポートを背面にまとめることで、正面から見えるケーブルを減らし、デスク上の配線を整理しやすくした。
背面のUSB-Cケーブルでノートパソコンに接続し、最大80Wで給電できる。80Wで急速充電する場合は、100W以上に対応した充電器とケーブルが必要となる。

主な仕様
項目 | 内容 |
サイズ | 約130×56×50mm |
重さ | 約370g |
カラー | ダークグレー、シルバー |
前面ポート | SDカードスロット×1、microSDカードスロット×1、USB-Cポート(10Gbps、データ転送対応)×1 |
背面ポート | USB-Cポート(最大100W入力、最大80W出力)×1、USB-Aポート(5Gbps)×2、USB-Aポート(10Gbps)×1、イーサネットポート(1Gbps)×1、HDMIポート(最大240Hz)×1、DisplayPort(最大240Hz)×1 |
映像出力 | 最大240Hz、最大4K |
付属品 | 吸着シート付きマグネット式スタンド、取扱説明書 |
注意事項 | 240Hz出力はノートPCがDisplayPort 1.4に対応している場合のみ。80W出力での急速充電には100W以上対応の充電器とケーブルが必要 |
発売日と価格、日本での展開
発売日は2026年10月6日(火)で、価格は税込1万6990円。
この製品は日本向けに先行して発表され、当初は米国や英国での発売は未定とされていた。その後、海外でも販売が始まっている。米国のAmazonには、ゲームタイトルとのコラボ仕様を含む複数のモデルが並んでいる。日本ではAnker Japan公式オンラインストア、Anker Store、Amazon.co.jp、楽天市場、一部の家電量販店と、幅広い販路で購入できる。
ハブの「見える化」が広げる選択肢
USBハブは、接続すれば役目を終える地味な周辺機器と見られがちだった。接続不良の原因が分かりにくいという弱点に対し、本製品は画面表示とエラー通知で状況を確認できるようにした。
高リフレッシュレートのモニターを使う人にとっては、ハブがボトルネックになる問題への一つの答えにもなる。ノートPCとモニター側の対応状況によっては性能を引き出せない場合もあり、仕様をよく確認する必要がある。一方で、ディスプレイや専用サイトを備えたハブが一般向けの価格帯に入ったことで、他社が同様の機能を追随する可能性もある。ハブの競争軸は、ポート数や給電能力から、状態の分かりやすさへと広がりそうだ。




