Amazon、カラーディスプレイを搭載した「Kindle Colorsoft」を国内発売
- 藤崎 翔太
- 23 時間前
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7月24日発売開始、価格は39,980円(税込)からでシグニチャーエディションおよびキッズモデルも発売
Amazonは2025年7月24日、電子書籍リーダー「Kindleシリーズ」にカラーディスプレイを搭載した「Kindle Colorsoft」「Kindle Colorsoftシグニチャーエディション」「Kindle Colorsoftキッズモデル」の発売開始を発表した。
同時に発売されるKindle Colorsoftシグニチャーエディションは、Kindle Colorsoftと同じ機能に加え、32GBのストレージ、明るさの自動調整、ワイヤレス充電に対応している。


Kindle Colorsoftの主な特徴
Kindle Colorsoft(キンドルカラーソフト)は、カラーディスプレイに加え、従来のKindleのすべての機能を備えている。16GBのストレージ、素早いページめくり、色調調節ライト、最大8週間持続するバッテリー寿命を搭載し、Wi-Fiに接続されていれば、Kindleブックストアへのアクセスも可能だ。さらに、暗い背景での読書を好むユーザー向けに、黒地に白文字で表示する「ページの色」機能も用意されている。

カラー表示に対応したことで、Kindleデバイス上のライブラリでは、実際の書店のようにKindleストア内で書籍の表紙をカラーで閲覧できるほか、漫画のカラーページや書籍内の挿絵・画像もカラーで楽しめる。さらに、文章にはイエロー、オレンジ、ブルー、ピンクのハイライトを付けることができ、後から簡単に検索することも可能だ。

Kindle Colorsoftキッズモデル
Kindle Colorsoft キッズモデルには、イラスト付きのカバー、Amazon Kids+の12か月分、2年間の限定保証が付属している。反射が少なく目に優しいディスプレイを備え、従来のKindleデバイスと同様に、読書をカラー表示で楽しめる。

子ども向けサブスクリプションサービスのAmazon Kids+には、子ども向けの本が2000冊以上含まれている。日本や海外の名作、児童文庫、科学の本、「学研まんが NEW日本の伝記1 織田信長 天下統一をめざした武将」などの学習まんがも含まれており、カラー表示に対応している。

先行して販売している海外での評判は?
Kindle Colorsoftは先行して米国などで販売されており、主にカラー表示に対応した点が評価されている。特に児童書や学習まんが、雑誌、技術書などでカラー表示が活かされ、従来のKindleでは難しかったコンテンツの閲覧に適しているという声が多い。
一方で、E Inkカラー特有の発色の弱さやリフレッシュ速度の遅さに関しては意見が分かれており、フルカラー液晶端末と比較すると物足りないという指摘もある。全体としては、読書特化の端末としてカラー対応を歓迎する声が多く、一定の評価を得ている。
テキストが中心の場合はKindle Paperwhite
小説などテキスト書籍専用で考えるのであればKindle Paperwhiteのほうが適している。
E Inkディスプレイの解像度が高く、文字が読みやすい
フロントライト搭載で暗所でも読書可能
白黒表示に最適化されており、ページめくりも比較的スムーズ
バッテリー持続時間が長い
価格がColorsoftより安価な場合が多い
Kindle Colorsoftはカラー表示が特徴で、カラーの図版や挿絵、学習まんが、雑誌などを読むには向いているが、テキスト中心の読書ではPaperwhiteと比べて大きな利点は少ない。
したがって、文字中心の小説や実用書を読む用途であれば、Kindle Paperwhiteの方がコストパフォーマンスや読み心地の面で優れているといえる。
モデルと価格
Kindle Colorsoft:16GB、ブラック、176.7×127.6×7.8mm、215g、39,980円(税込)
Kindle Colorsoftシグニチャーエディション:32GB、メタリックブラック、自動調整フロントライト、ワイヤレス充電、176.7×127.6×7.8mm、219g、44,980円(税込)
Kindle Colorsoft キッズモデル:Amazon Kids+ 12か月分、2年間の限定保証、子ども向けカバー付属(ファンタジーリバー)、ブラック(本体)、サイズ178×132.2×12.7mm、334g、42,980円(税込)