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Pixel 10シリーズがついにiPhoneとAirDrop共有対応

  • 執筆者の写真: 藤崎 翔太
    藤崎 翔太
  • 11月21日
  • 読了時間: 2分

image:Google
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Googleの「Pixel 10」シリーズが、Quick Shareを介して、AirDropとのファイル共有に対応開始した





GoogleのPixel 10シリーズでは、Android端末とiPhone/iPad/Macとの間で、AirDropを利用したかのようなファイル共有が可能になった。Quick ShareとAirDropの互換性を実現するこの機能は、1歩進んだ異機種間共有を目指すものだ。



Pixel 10シリーズがついにiPhoneとAirDrop共有対応


Googleは、Pixel 10シリーズ(Pixel 10/Pixel 10 Pro/Pixel 10 Pro XL/Pixel 10 Pro Foldなど)において、AndroidのQuick Share機能がAppleのAirDropと直接連携できるようになるアップデートを開始した。


この変更により、Androidユーザーが近くのiPhone・iPad・Macユーザーへ写真、動画、ファイルなどを手軽に送信できるようになる。Googleによれば、共有は端末間の「ピア・ツー・ピア(P2P)」接続で行われ、サーバー経由ではなく、共有したコンテンツのログも残らないとしている。


ただし、現時点では利用条件があり、iPhone側ではAirDropの「すべての人(10分間)(Everyone for 10 minutes)」モードを有効にしておく必要がある。この設定により、Pixel 10のQuick ShareでiPhoneを検出・共有対象として認識可能になる。


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セキュリティ面では、Googleがこの機能を構築する際、メモリ安全性の高いRust言語を用いたり、サードパーティのペネトレーションテスト会社による検証を受けており、「既存の他社実装と比べてもかなり強固」であるとの評価を受けている。


背景には、AndroidとiOSの機種・OSをまたいだファイル共有の壁を取り払おうという動きがある。以前からGoogleは、RCS(次世代SMS)対応の推進や、Android・iOS間で通知・トラッカー対応の共通仕様化を進めてきた。


なお、現在この共有機能が対応しているのはPixel 10シリーズに限られており、今後他のAndroid端末にも拡大予定としている。今後、iPhone側でも「連絡先のみ(Contacts Only)」モードでの対応や、より利用範囲を広げるための協業が期待されており、GoogleもAppleとの連携に前向きであることを示唆している。


このように、Pixel 10シリーズは従来AndroidとiOSで隔たっていた「ファイル共有」体験を橋渡しする存在となる可能性を示しており、異機種間の利便性向上において大きな一歩と言えるだろう。








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