Nothing Phone (3) を正式発表、日本での販売はまだ
- 藤崎 翔太

- 7月3日
- 読了時間: 3分
更新日:9月3日

「Phone (3)」とあわせて同社初となるオーバーイヤー型ヘッドホン「Headphone (1)」も正式発表
Nothingは、最新フラッグシップスマートフォン「Nothing Phone (3)」を正式発表した。英国での価格は799ポンド(約15万8000円)から。
基本スペック
「Phone (3)」は同社初のフラグシップ機で、Snapdragon 8s Gen 4を搭載している。処理性能は前モデル比で約36%向上し、グラフィック性能は約88%、AI処理性能も約60%アップした。画面は6.67インチのフレキシブルAMOLEDで解像度は2800×1260(1.5K相当)、最大120Hzの可変リフレッシュレートと最大4,500nitのピーク輝度を備えている。耐久性向上のため、前面にCorning Gorilla Glass 7i、背面にGorilla Glass Victusを採用している。
カメラとバッテリー性能
背面には50MPのトリプルカメラ(メイン、ペリスコープ望遠、超広角)を搭載し、前面にはセルフィーカメラを備える。ペリスコープ望遠は3倍光学ズーム、最大60倍デジタルズームに対応し、4K・60fpsの動画撮影も可能だ。バッテリー容量は5,150mAh(インド仕様は5,500mAh)で、シリコンカーボン技術を採用。65Wの有線急速充電に対応し、20分で50%、約1時間で満充電が可能である。さらに15Wワイヤレス充電やリバースチャージ機能も備えている。
ソフトウェアと接続機能
本体はIP68等級の防水防塵に対応し、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、5G、NFCなど最新の接続規格をサポートする。ステレオスピーカーと画面内指紋認証も搭載する。OSはAndroid 15ベースのNothing OS 3.5を採用し、Android 16ベースのNothing OS 4.0へのアップデートを予定している。OSのメジャーアップデートは5年間、セキュリティパッチは7年間提供される。
独自機能と販売情報
背面には「Glyph Matrix」と呼ばれる489灯のマイクロLEDドットマトリックスディスプレイを搭載し、通知表示や時計、ミニゲームなどに利用できる。物理ボタンのEssential Keyも継続搭載され、スクリーンショットやAIによる会議記録・要約機能に用いられる。サイズは約160.6×75.6×9.0mm、重量は約218gで、ホワイトとブラックの2色展開。価格は12GB/256GBモデルが799ドル、16GB/512GBモデルが899ドルで、グローバルでは7月4日予約開始、7月15日発売予定。インド市場では12GBモデルが約₹62,999、16GBモデルが₹72,999で販売される。
同時発表されたHeadphone (1)
「Phone (3)」と同時に発表された「Headphone (1)」。最大の特徴は、40dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載し、周囲の騒音を効果的に低減できる点だ。また、10mmダイナミックドライバーを採用し、バランスの良い音質を実現している。バッテリー持続時間はANCオン時で最大30時間、ANCオフ時は最大40時間で、充電ケースを利用することで長時間の使用が可能だ。Bluetooth 5.3に対応し、低遅延かつ安定した接続を実現。IP54の防塵防水性能を備え、日常使用での耐久性も高い。イヤホン本体にはタッチコントロールを搭載し、再生操作や通話応答が可能である。価格は約150ドルで、2025年7月中旬に発売予定だ。



