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Googlebook、新AI機能搭載し米国から発売開始

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
2 日前
読了時間: 3分


GoogleがGooglebookにGemini搭載の新機能を発表。米国など6カ国で10月から発売、日本は未定。




Googleは9月21日(日本時間同日22時)、公式ブログでノートパソコン「Googlebook」に搭載する新しいAI機能について発表した。ポインター操作を支援する「Magic Pointer」や音声入力機能「Rambler」など、Geminiを端末に直接組み込んだ複数の機能を紹介している。


Magic Pointerがポインター操作を刷新

Magic Pointerは、従来のポインター操作を置き換える新機能である。カーソルを小さく揺らすと起動し、画面上のテキストや画像の内容を理解したうえでGeminiが処理を行う。

例として、ウェブページ上のマラソントレーニング計画を選択し、Googleカレンダーへの登録を指示する使い方が紹介されている。ほかにも、不審なメールにカーソルを合わせてスパム判定を依頼したり、複数の画像を選択して合成させたりすることができる。Magic Pointerは起動時のみ動作し、通常時は待機状態を保つ設計になっているという。



音声入力を整理するRambler

Ramblerは、話し言葉をそのまま書き起こすのではなく、文脈をふまえて整理する音声入力機能である。会議メモなどを口頭で入力すると、言い淀みや余分な言葉を取り除き、要点を箇条書きにまとめる。多言語に対応しており、話す途中で言語を切り替えても処理を続けられるとしている。



コードなしでウィジェットを作成

「Create My Widget」は、説明文を入力するだけで自分専用のウィジェットを作成できる機能である。スポーツチームのスコア表示や、旅行までのカウントダウンなど、用途に応じて作成できる。

さらに本格的な開発を行いたい利用者向けに、コーディング支援ツール「Google Antigravity」が全モデルに標準搭載される。作成したアプリをGooglebookに直接配備できるほか、Linux端末環境も利用でき、外部の開発ツールを動かすこともできるという。


ChromeやAndroidと共通のGemini機能も利用可能

ChromeやAndroidで提供されているGeminiの機能も、Googlebookでそのまま利用できる。タスクの自動化や「Gemini Live」、画面の内容に応じた提案機能などが標準で搭載される。また、ノートパソコンを閉じた状態でも「Gemini Spark」がバックグラウンドで処理を続け、複雑な依頼を完了させる仕組みも備える。


価格と発売時期

Googlebookは899ドルから販売される。購入者にはGoogle AI Proの12カ月分の利用権が付属し、5TBのクラウドストレージとGeminiの上位機能が含まれる。加えて、YouTube PremiumやAdobe Photoshopなどの3カ月分の利用権も付く。基本ソフトウェアのアップデートは最長10年間提供されるという。

予約はGoogleストアやBest Buyなどで開始されており、米国では10月4日、カナダ・英国・アイルランド・フランス・ドイツ・オーストラリアでは10月5日に発売される。なお、発表内容には日本での発売時期や取り扱いに関する言及はなく、今回の対象国に日本は含まれていない。


ポインターと音声入力がAI活用の入口になるか

今回の発表で目を引くのは、AI機能を独立したアプリではなく、ポインターや音声入力といった日常的な操作そのものに組み込んだ点である。従来型のAIアシスタントは呼び出す手間が使用の障壁になりやすかったが、Magic PointerやRamblerはその手間を省く設計になっている。

一方で、実機に触れた海外の取材では、カーソルを揺らす操作による誤起動の可能性や、複雑な依頼における実際の完成度についてはまだ判断がつかないという指摘も出ている。デモで示された航空券の自動入力や予約手続きのような複雑なタスクが、実際の利用環境でも同様に機能するかは今後の検証課題となりそうである。Androidエコシステムとの連携を前面に出した点は、既存のChromebookにはなかった強みとして評価する声もある。日本市場への展開時期は明らかになっておらず、今後の発表が注目される。


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