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Google Play、自作アプリ実行とゲーム探索AIを追加

執筆者の写真: 藤崎 翔太
藤崎 翔太
5 時間前
読了時間: 7分

image:Google Japan Blog
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Google Playに、開発者登録なしで自作アプリを動かす機能とAIによるゲーム探索機能が加わった。日本での提供時期が未定の項目も多い。




Googleは2026年10月16日付の日本語版公式ブログで、Google Playの新機能を発表した。執筆者は、Google Play+デベロッパーエコシステム担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのSam Bright氏。「つくる」「見つける」「遊ぶ」の3分野を中心に、家族向けの安全機能も含む複数のアップデートが示された。


開発者登録なしで自作アプリを実行

Google AI Studioでは、テキストで指示するだけでAndroidアプリを作る「バイブ・コーディング」ができる。今回、AI Studioで作った個人用アプリを、Google Playを通じて自分のデバイス上で動かせる機能が加わった。作成したアプリは公開ストアのカタログとは切り離され、非公開の状態で保たれる。必要なのは通常のGoogleアカウントのみで、デベロッパーアカウントの登録や登録料は不要という。

対象は、米国を含む一部地域の18歳以上のユーザー。順次提供が始まっている。日本での対応時期は未定とされた。


今後数か月のうちに、親しい友人や家族のコミュニティとアプリを共有する機能も提供する予定。より多くの人に届けたい場合は、プロ向けのデベロッパーアカウントへの移行を支援する。その際は、一般のデベロッパーと同じ安全性・セキュリティの審査と品質基準が適用される。対象地域は今後案内される。

これまで個人用のアプリを端末で動かすには、USBデバッグを有効にして接続する方法や、開発者アカウントを使った内部テストなどの手段があった。内部テストにはデベロッパーアカウントが必要になる。今回の機能で、アカウント登録の手順は省ける。作成したアプリはPlayストアの検索結果や一覧には表示されず、利用できるのは作成者本人のみとされる。



検索と会話でアプリを探す

アプリの探し方にも変更がある。「Ask Play」は、質問を入力すると利用者に合ったアプリを提案する機能。新たに、アプリ同士を横並びで比較し、主な違いやユーザーの評価の傾向を示せるようになった。比較では、各アプリの機能や接続条件、収益化の方式などが確認できる。Ask Playは現時点で日本語に対応しておらず、英語のみで利用できる。 phonearena

「Play in Gemini」は、Google Playのアプリやゲーム、デベロッパーのコンテンツをGeminiとの会話の中で直接使えるようにする機能。間もなくすべてのGeminiユーザーに向けて順次展開される。

表示先のデバイスも広がる。Google搭載の自動車では、更新されたPlayストアが車載ディスプレイの画面サイズに自動で適応する。XRデバイスでは、Playストアが没入型の3D空間として表示される。米国などで販売されている新しいプレミアムノートPC「Googlebook」では、大画面向けに最適化されたアプリが画面中央に大きく表示される。

スポーツのトピックページでは、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、リーガMX、MLSなどのサッカーリーグが対象になった。試合経過の確認や、ストリーミングアプリへのアクセスができる。Google Playで利用できるサブスクリプションを使えば、Apple TVアプリでMLSを視聴できる。


Game Finderで好みに合うゲームを提案

「Game Finder」は、Google Playが持つゲームの知見と、20億人以上のプレイヤーのコミュニティを組み合わせた新しい探索機能。中核は「Gamer DNA」で、普段のプレイ傾向や共有した好みを分析したものを指す。特定のゲームやジャンル、ゲームシステムを指定して調整できる。

自分と似たGamer DNAを持つプレイヤーの遊び方や、フォロー中のユーザーのうち何人がプレイしているかも確認できる。ユーザーレビューの要約や、各ゲームが今トレンドになっている理由も表示される。課金要素など、避けたい条件を除外して絞り込むこともできる。

Game Finderは、米国のユーザー向けに英語で提供が始まった。その他の地域でも順次提供する予定。あわせて、お気に入りのゲームをまとめる「ゲーム プレイリスト」も導入される。作成したプレイリストの共有や、他のゲーマーが作ったリストの閲覧も、間もなく可能になる。


ゲームの交流と報酬、家族向けの機能

ゲームを遊ぶ場面でも、新機能が追加された。

  • スプリント:2〜5人のグループで自動マッチングし、48時間で競う限定のマイクロコンテスト。すべての地域で順次提供される。

  • Google Play Gamesアシスタント:一部の端末で使えるゲーム内オーバーレイ機能。30秒間のリプレイ動画を撮影できるようになった。

  • コミュニティ投稿:ゲームの詳細ページで、そのタイトルについて質問や回答ができる。自動翻訳に対応し、すべてのゲーム・言語で使える。デベロッパーによる公式投稿や告知の機能も、今後数週間かけて順次始まる。

PCゲームの展開も進む。「グノーシア」「Dave the Diver」「Warhammer 40,000: Boltgun」がすでにGoogle Playで配信されている。「REPLACED」「Chosen by Odin」「Over the Hill」などは今後数か月で登場する予定。いずれもクラウドセーブに対応し、AndroidスマートフォンとPCのどちらからでも遊べる。製品版を購入前に限られた時間試せる「ゲームトライアル」も、モバイルからPC向けゲームへ対象が広がった。

Google Play Pointsについては、今週から1週間のイベント「Play Fest」が開かれている。ポイント獲得倍率の引き上げや、限定のゲーム内アイテム、ギフトカード、ホテル宿泊に使えるクーポンなどの特典が用意される。内容は国や地域によって異なる。

家族向けには、Family Linkアプリを通じて、保護者がお子様(または保護者自身)の年齢層情報をアプリへ直接共有できる機能が加わる。安全で年齢に合った体験に必要な最小限の情報だけを渡す仕組み。今後順次提供される。


提供時期と日本での展開

今回の発表では、機能ごとに提供地域や時期が分かれている。日本に関わる点を整理する。

機能

提供状況

日本での扱い

個人用アプリの実行

米国など一部地域の18歳以上で順次提供

対応時期は未定

個人用アプリの共有

今後数か月で提供予定

対象地域は今後案内

Ask Play

提供中(英語のみ)

日本語は非対応

Play in Gemini

間もなく全Geminiユーザーに順次展開

明示なし

Game Finder

米国で英語版が提供開始、他地域は順次

明示なし

ゲーム プレイリストの共有

間もなく提供

明示なし

スプリント

すべての地域で順次提供

提供対象

コミュニティ投稿

すべてのゲーム・言語で利用可能

提供対象

Family Linkの年齢層共有

今後順次提供

明示なし

Google Play Points特典

Play Fest期間中に提供

内容は国・地域で異なる

日本で明確に利用できると読み取れるのは、スプリントとコミュニティ投稿の2機能。個人用アプリとAsk Playは、日本での対応が未定、または日本語に未対応と明記されている。


アプリ開発と探索の入り口をAIが担う

今回のアップデートでは、アプリを作る側と探す側の双方で、AIが入り口に置かれた。

作る側では、デベロッパーアカウントの登録が不要になる。これまでは、個人利用でもストア公開の手続きや開発者向けの設定が必要だった。デベロッパー登録には25ドルの一回払いの料金がかかる。非エンジニアが自分専用のツールを作り、そのまま端末で使える流れは、実現しやすくなるといえる。ただし現時点では作成者本人しか使えず、共有機能は「今後数か月」の予定にとどまる。一般公開には通常と同じ審査が必要で、個人用と公開用の線引きは維持されている。

探す側では、検索窓での単語検索から、会話や比較表を通じた選択へと軸が動いている。Geminiの会話内で、アプリのインストール用リンクやアプリ内の特定の画面へのリンクを示す構想も報じられている。ただし、提供時期は公表されていない。アプリやゲームを公開する側にとっては、説明文やジャンル、ゲームシステムの情報を整えておくことが、これまで以上に重要になる可能性がある。

日本のユーザーへの影響は、当面は限定的とみられる。個人用アプリは対応時期が未定で、Ask Playは日本語に対応しておらず、Game Finderの対象は米国の英語ユーザーだ。一方、Gamer DNAのように利用者のプレイ履歴を使う仕組みが各国に広がるなら、ゲームの行動データの扱いをめぐる論点も出てくる。日本での提供が決まった段階で、提供範囲とデータの扱いを確認する必要がある。


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