Apple Fitness+、来年早々に日本上陸へ:フィットネス・ウェルネスサービス、日本語音声対応で展開
- 藤崎 翔太

- 1 日前
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AppleのFitness+が来年早々に日本で提供開始。日本語翻訳音声、K-Popなどの新ジャンルに対応する。
Appleは12月8日、フィットネスとウェルネスのためのサブスクリプションサービス「Apple Fitness+」を、来年早々に日本国内で提供開始すると発表した。今回の発表は、Fitness+が5年前に登場して以来、最大となるサービス拡張の一環であり、日本を含む世界中のユーザーが利用可能となる。提供開始に合わせ、数百種類に及ぶワークアウトとメディテーションが日本語を含むデジタル翻訳音声で提供され、新たな音楽ジャンルとしてK-Pop、追ってJ-Popが追加されることも明らかにした。
ワークアウトの多様化と日本語対応
Fitness+は、筋力トレーニング、ヨガ、HIIT、ピラティス、ダンス、メディテーションなど、12種類のワークアウトを提供している。エピソードは5分から45分の長さで、iPhone、iPad、Apple TVで視聴可能だ。
今回の世界的な拡張にともない、ワークアウトとメディテーションにスペイン語、ドイツ語、日本語のデジタル翻訳音声が導入される。日本語のデジタル翻訳音声は来年早々に利用可能となる予定だ。これらの翻訳音声は、28名のトレーナーそれぞれの実際の声に基づいた生成音声を使用しており、ワークアウトには字幕も含まれる。毎週、オリジナルの英語版とともに、これら3言語の音声で新しいエピソードが追加される予定だ。

Apple製デバイスとの連携強化
Fitness+の最大の特徴の一つは、Apple製デバイスとのシームレスな統合だ。Apple WatchとAirPods Pro 3を使用すると、ワークアウト中の心拍数、消費カロリー、アクティビティリングの進捗状況などの個人の指標が、画面上にリアルタイムで表示される。
また、「カロリー消費バー」機能では、自分と同じワークアウトを実行した他の参加者と成果を比較でき、モチベーションの維持に役立つ。さらに、「カスタムプラン」機能を使えば、ユーザーの運動習慣や好みに基づいて、パーソナライズされたワークアウトスケジュールを自動で作成できる。

音楽ジャンルとメディテーションの拡充
Fitness+体験において重要な要素である音楽は、Apple Musicと連携しており、ユーザーにインスピレーションを与える。今回、新たにK-Popが音楽ジャンルに追加され、すべての種類のワークアウトでトップアーティストによるグローバルヒットを楽しめるようになる。追ってJ-Popも加わる予定だ。
また、ウェルネス分野では、「落ち着き」「睡眠」「音浴」など12種類のユニークなメディテーションのテーマを提供し、ユーザーが気力と体力を整えるためのサポートを行う。

日本での提供時期と利用条件
Apple Fitness+は、来年早々に日本で提供可能となる。現時点では米国の価格は月額9.99ドル、年額79.99ドルのサブスクリプションとなっており、最大5人の家族と共有できる。
サービスの利用には、iOS 16.1以降を搭載したiPhone 8以降、またはiOS 14.3以降を搭載したiPhone 6s以降とペアリングしたwatchOS 7.2以降を搭載したApple Watch Series 3以降が必要となる。また、最新のApple Watch、iPhone、iPad、Apple TVなどを購入した顧客は、3か月間無料でサービスを利用できる特典が提供される。


