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AnthropicがClaudeの新機能「Cowork」を公開

  • 執筆者の写真: 白石 奈々
    白石 奈々
  • 1月14日
  • 読了時間: 3分

AnthropicがClaudeの新機能「Cowork」を公開
image : ‎⁨Anthropic


従来のチャット操作を超え、AIがMacのローカルファイルを直接操作


 米Anthropicは現地時間1月12日、新しいAI機能「Cowork」の研究プレビューを公開した。対話型AI「Claude」をチャット用途から拡張し、ユーザーが指定したフォルダ内のファイルにアクセスして作業できる機能だ。現在はmacOS版Claudeアプリで、上位プラン(Max)契約者向けに提供されている。


Coworkの基本機能と操作

 Coworkは、ユーザーが選択したフォルダへのアクセス権を付与することで、Claudeがファイルの読み込み、編集、作成を行う仕組みだ。ダウンロードフォルダの整理やファイル名変更、スクリーンショットからの経費リスト作成、分散したメモからのレポート草稿生成などが想定されている。これらの作業は通常のチャットではなく、タスクを与えた後にAIが計画を立て、完了まで進める形式で実行される。



「Cowork」操作イメージ




 外部サービスとの接続(コネクタ)や用意されたスキルを利用すれば、ドキュメントやプレゼンテーションの作成補助も行える。ブラウザ連携などの外部機能を有効にした場合、Web上の情報取得やフォーム入力といった処理をタスクに含めることも可能になる。


作業フローとユーザー体験

 Coworkでは、進捗や使用中のファイル、利用中のツールがサイドバーに表示され、処理の流れを確認できる。タスクは内部的に複数の工程に分解され、順に実行される設計になっているため、ユーザーが細かく操作を指示し続ける必要はない。


実際のワークフロー



 継続的に文脈を入力したり、出力を手作業で加工したりせずにタスクが進む点は、従来のチャット型AIとは異なる運用を前提としている。


アクセス制御とリスク

 フォルダや接続サービスへのアクセス権は、ユーザーが明示的に設定する。重要な操作の前には確認が入るが、ファイル削除などの破壊的な処理が起こり得るため、指示の与え方が結果に影響する。インターネット上のコンテンツを介した不正な命令(プロンプトインジェクション)への対策は業界全体の課題であり、実行権限を持つAIツールとして注意が求められる。



研究プレビューの位置付け

 Coworkは研究プレビューとして提供され、実際の利用を通じて改善が進められる。今後はWindows対応やデバイス間同期、安全性向上策の追加が検討されている。現時点での利用はmacOSアプリ経由に限られ、他プランのユーザーは待機リスト登録が必要となる。


 Coworkは、ローカルファイルとAIを直接つなぐ実験的な仕組みとして提供されている。チャットを介さずにタスクを実行する設計は、従来の生成AIとは異なる運用モデルを示すものだ。現在はmacOS向けの研究プレビューに限られるが、対応範囲や機能拡張の動向が今後の焦点となる。



参照サイト

Anthropic Blog

Cowork: Claude Code for the rest of your work


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