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Alibaba Cloud、2.4兆パラメータの「Qwen 3.8-Max」発表

  • 執筆者の写真: 桜井 未来
    桜井 未来
  • 20 時間前
  • 読了時間: 2分

Alibaba Cloud、2.4兆パラメータの「Qwen 3.8-Max」発表
image : Alibaba Cloud

自律コーディングや業務タスク性能を強化 来週オープンウェイト公開へ


 中国Alibaba Cloudは現地時間8月3日、Qwenシリーズ最大規模のモデルとなる大規模言語モデル(LLM)「Qwen 3.8-Max」を発表した。MoE(Mixture of Experts)アーキテクチャを採用し、2.4兆パラメータ(アクティブパラメータ950億)規模に拡張。コーディング、業務タスク、研究支援、長期的なエージェント処理能力の強化を図ったとしている。



 Qwen 3.8-Maxは現在、QwenCloudのAPI経由で利用できる。Alibaba Cloudは来週、Hugging FaceおよびModelScopeでオープンウェイト版を公開する予定だ。


コーディングや推論性能を強化

 Alibaba Cloudは、Qwen 3.8-Maxについて、複雑なソフトウェア開発や長期間にわたるタスク実行能力を強化したとしている。同社によると、Qwen 3.8-Maxはコード生成やテスト、改善作業を自律的に繰り返す開発能力を備える。「oh-my-cli」プロジェクトでは10日以上にわたる自律コーディングを実施し、7月30日時点で265コミット、127プルリクエスト、151イシューを処理したという。また、AIトレーニング用データ選択に関する研究では、論文の実験再現から改善案の検証までを自律的に実行し、AIME24評価で論文手法を2.7ポイント上回る結果を得たとしている。


ベンチマークで各種性能向上をアピール

 Qwen 3.8-Maxは、コーディングやマルチモーダル処理など複数分野で性能向上を示している。同社によると、Terminal-Bench 2.1では86.6点を記録し、比較対象モデルの84.6点を上回った。また、研究タスクを評価するPaperBenchでは93.0点、指示追従性能を評価するIFBenchでは82.8点を達成したとしている。一方、ソフトウェア開発能力を評価するSWE-bench Proでは67.7点で、Anthropicのモデルを下回る結果となっており、用途によって性能差があることも示している。


Alibaba Cloud、2.4兆パラメータの「Qwen 3.8-Max」発表
image : Alibaba Cloud

マルチモーダル処理とAIエージェント機能を強化

 マルチモーダル機能では、200ページを超える文書や100時間以上の動画処理に対応するほか、出力結果を視覚的に確認して誤りを修正する「視覚フィードバックループ」を搭載した。画面表示のずれや物体配置の誤りなどを検出し、自律的に修正できるとしている。さらに、マルチモーダルエージェント向け拡張ライブラリ「Qwen-MM-Plugins」も提供する。Claude Code、Codex、OpenClawなど主要なエージェントフレームワークとの連携にも対応する。



参照サイト

Qwen Studio Research

Qwen3.8-Max: A New Bar for Coding and Cowork



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