Samsung、Galaxy Tab S12シリーズを10月7日に日本で発売


14.6型のUltraと12.6型のPlusを10月7日に発売。Dimensity 9500を搭載し、直販価格は22万7480円から。
サムスン電子ジャパンは9月30日、タブレット「Samsung Galaxy Tab S12 Ultra」と「Samsung Galaxy Tab S12+」を2026年10月7日に発売すると発表した。純正アクセサリーも同日に販売を始める。
薄型ボディに3nmチップを搭載
両モデルはMediaTekの3nmプロセッサ「Dimensity 9500」を採用した。同社によると、前世代の「Galaxy Tab S11 Ultra」と比べ、NPU処理は最大61%、CPU性能は19%、GPU性能は17%向上している。新設計の3Dベイパーチャンバーを備え、長時間の動画編集など高負荷の作業でも安定した動作を保つという。IP68等級の防水・防塵にも対応する。
Ultraの厚さは約5.1mmで、Galaxy Tab史上最薄となる。ディスプレイは両モデルともDynamic AMOLED 2Xで、最大120Hz駆動、ピーク輝度は最大1,600nitsである。スピーカーは従来の2倍にあたる4チャンネルとなった。
バッテリーは同社の試験条件で動画再生が最長23時間(Ultra)と21時間(Plus)である。充電は45W対応のアダプターを使えば、0%から100%まで約95分かかる。アダプターは別売りである。
Android 17とGalaxy AIに対応
OSはAndroid 17ベースの「One UI 9」で、Galaxy AIを搭載する。マルチウィンドウでは画面を最大3分割でき、Samsung Notesでメモを取りながら動画再生やAIへの質問ができる。ノートアシストは、200文字以上のメモを要約する。
Sペンは両モデルに同梱される。Bluetoothには対応しない。別売りのキーボードには、AIアシスタントを呼び出す「Galaxy AIキー」を備えた「Pro Keyboard」などがある。
Androidタブレット初のPhotoshopをプリインストール
Androidタブレットとして初めて、Adobe Photoshopをプリインストールした。2026年10月7日から少なくとも6カ月間は、Galaxy Store限定での提供となる。購入者はPhotoshopのプレミアムモバイルプランを4カ月間無料で使える。AIアシスタント機能はベータ版である。
そのほか、次の特典を用意している。
Google AI Proの6カ月間無料利用(2027年8月1日23:59(太平洋時間)まで。期間内に解約しなければ月額2,900円(税込)が発生)
Notabilityの6カ月間無料トライアルと、初回サブスクリプションの20%割引
Goodnotesの1年間無料利用
LumaFusionの66%割引
Notion Businessプランの1カ月間無料利用
Clip Studio Paintの6カ月間無料トライアルと、初回サブスクリプションの20%割引
同社は、これらの特典をまとめて約9万円相当としている。
主な仕様
項目 | Galaxy Tab S12 Ultra | Galaxy Tab S12+ |
ディスプレイ | 約14.6型 Dynamic AMOLED 2X(最大120Hz) | 約12.6型 Dynamic AMOLED 2X(最大120Hz) |
解像度 | 2,960×1,848(WQXGA+) | 2,800×1,752(WQXGA) |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約208.5×326.3×5.1mm | 約187.8×289.5×5.3mm |
重量 | 約692g | 約553g |
CPU | MediaTek Dimensity 9500 | MediaTek Dimensity 9500 |
メモリ/ストレージ | 16GB/1TB、12GB/512GB、12GB/256GB | 12GB/512GB、12GB/256GB |
外部メモリ | microSD(最大2TB) | microSD(最大2TB) |
リアカメラ | 約1,300万画素(広角)、約800万画素(超広角) | 約1,300万画素(広角) |
フロントカメラ | 約1,200万画素(超広角) | 約1,200万画素(超広角) |
バッテリー容量 | 11,600mAh | 10,600mAh |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 6.0 |
生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
OS | Android 17(One UI 9) | Android 17(One UI 9) |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
カラー | グレー | グレー |
付属品 | Sペン、USBケーブル(C to C)、イジェクターピン、クイックスタートガイド | 同左 |
日本での発売日と価格
発売日は10月7日の9:00で、Wi-Fiモデルのみの展開となる。販売チャネルは次のとおりである。
Samsungオンラインショップ
Galaxy Harajuku(東京・原宿)
Galaxy Studio Osaka(大阪・なんば)
Amazon
家電量販店
Samsung公式ストア楽天市場店
Samsung公式ストアYahoo!ショッピング店
取り扱い製品は販路によって異なる。発売に先立ち、10月1日からGalaxy Harajuku、Galaxy Studio Osaka、ヨドバシカメラ内のSamsung Galaxy Studioで実機を体験できる。
直販価格(税込)は次のとおりである。
モデル | ストレージ | 直販価格 |
Galaxy Tab S12 Ultra | 256GB | 27万1480円 |
Galaxy Tab S12 Ultra | 512GB | 30万5580円 |
Galaxy Tab S12 Ultra | 1TB | 37万3780円 |
Galaxy Tab S12+ | 256GB | 22万7480円 |
Galaxy Tab S12+ | 512GB | 26万1580円 |
純正アクセサリーの価格(税込)は次のとおりである。
アクセサリー | Ultra用 | Plus用 |
Pro Keyboard | 5万9400円 | 3万8280円 |
Book Cover Keyboard Slim | 2万1000円 | 2万680円 |
Book Cover | 1万4800円 | 1万1880円 |
Anti-Reflecting Screen Protector | 4950円 | 4180円 |
Sペン単体は8580円である。
発売記念キャンペーンとして、対象販路で本体を購入すると、対象のBook Cover Keyboard Slimが30%オフになる。期間は10月7日から11月4日までで、販路によって異なる場合がある。同社は10月7日20:00から、公式サイトとYouTubeでライブコマース「Live Shop」も配信する。水没や落下、盗難に備える2年間の保証サービス「Galaxy Care」の対象製品でもある。

価格上昇が焦点に
今回の日本向け価格は、前世代のS11 Ultraと比べて上昇している。容量や販売店、時期によって差はあるが、約7万〜11万円高くなる。背景にはメモリー価格の高騰や円安があるとされる。海外でも、米国の価格は1,399ドルからで、前世代より約200ドル高い。
海外のレビューでは、ディスプレイ、バッテリー持ち、処理性能を評価する声が多い。一方、前世代からの変更点が限られること、価格が高いこと、キーボードが別売りで追加費用がかかることを課題とする指摘がある。Pro Keyboardを加えると、日本ではUltraだけで30万円台前半から40万円台に達する。
サムスンはAndroid初のPhotoshop対応や各種アプリの特典を加え、価格に見合う付加価値を示す構えだ。高価格帯のタブレットでは、創作や学習の用途で実際に使い続けられるかが購入の判断材料となる。今回の価格設定が、国内のハイエンドAndroidタブレット市場での競争力にどう影響するか注目される。




